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好きになったらいけない恋
四月、弓道場に春風が吹く。
“先輩らしくしなきゃ”と肩に力を入れていた僕の前に現れたのは、
小動物みたいに怯えた一年生・渋谷大和。
大勢の中では声も出せない彼が、
帰り道だけは少しずつ言葉をこぼしてくれる。
その小さな変化が、いつの間にか僕の日常の“重心”になっていた。
雨のにおいのする夕暮れに、彼が静かに言った。
「先輩も、僕を……」
その言葉の続きを、今も僕は探している
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文字数 54,834
最終更新日 2025.12.18
登録日 2025.10.04
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