二章約二十万文字書き溜め有り小説一覧

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 お姫様を守る騎士に成りたい。  それが、星空光太(ほしぞら こうた)の子供の頃の夢だった。  しかし、悲しいことに彼が生まれた日本には、『お姫様』など存在せず、何時しか子供の夢も薄れて来ていた。  そんな二十歳の誕生日。  光太は、強姦に襲われる女性を助けようとして、ぽっくりと死んでしまった。  人を護って死ぬことには何の悔いもなかった。  ただ、死ぬ直前の走馬灯で、光太は子供の頃の夢を思い出し……願った。 『どうか、神様。もし、来世があるのなら、俺をお姫様を護る騎士にしてください』  と……  そして、光太は剣と魔法の異世界で、とある国の貴族の一人息子として転成したのであった。  前世の記憶……星空光太の記憶を持って。  だが、光太には記憶以外の取り柄は何もなかった。  魔法……魔術師としての才能は無し、剣士としての特別な加護も持ち合わせては居なかった。  あるのは、貴族の血筋故か整った顔立ちと、凡庸な魔眼。    だが、光太が生まれた国にはお姫様が居たのだ。  それもとても可憐なお姫様。  そう転成した世界は、前世の夢が、叶えられる世界。  努力次第で、お姫様の騎士になれる世界に高揚した。  それから光太は必死に努力した、努力して努力して努力して……いつの間にか、お姫様の近衛騎士なっていた。  遂に光太の夢が叶ったのである。  だが、すぐに異界からの侵略者、魔王が現れる。  世界は荒れ、幾つもの国が滅ぶ中、光太は必死にお姫様を守り続けた。  この頃からお姫様と光太と両思いになり恋仲となる。  そんな光太の元に、段々と心強い仲間が集まり、長い戦いの末、ようやく魔王を倒すことに成功した。  生き残った国々は永久の平和を誓い。  魔王を倒した勇者と、ソレを支えたハイエルフの姫の婚約をもって、永久世界平和条約を結ばれる。  かくして、光太の闘いも終わり、平和な日常に戻ることとなった。  三年後…… ■■■ タイトルで語っているため、 あらすじが思いつかず、プロローグ的なにかを載せときました。 本編物語は、あらすじから三年後の世界のお話です。
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文字数 215,007 最終更新日 2018.09.21 登録日 2018.09.06
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