最強家族 小説一覧

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外神さん家の平穏(?)な日常 ~ヤクザと妖刀はお断りです~

世界的女優の母、元NBA選手の父、そして一筋縄ではいかない三兄妹。少々規格外な外神家の毎日は、母・玲の亡き父が遺した一振りの刀を巡って、ますます騒がしくなっていく。 知らなかった血縁に、今になって明らかになる父の過去。どうやらこの刀、思っていた以上に厄介な代物らしい。 家族の平穏を守りたいだけなのに、刀を狙うヤクザはやって来るし、面倒な因縁まで次々転がり込んでくる。 もっとも、外神家も黙って巻き込まれているような家族ではない。 さて、今日も無事に夕飯までたどり着けるのか。 《外神家の面々》 外神玲《とがみれい》39歳。母。 外神秋《とがみしゅう》42歳。元NBA選手。ポジションはPG。娘と妻に弱い。 外神紅《とがみこう》12歳。外神家の中では常識人の長男。苦労が絶えない。 外神蒼《とがみそう》10歳。天才肌の次男。不登校。 外神翠《とがみすい》7歳。説明不要の最強末っ子。バスケ馬鹿。
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わたしをカゾクにしてください!~脇役長男は家出少女を育てられるのか~

“氷龍”と呼ばれる怪物が跋扈し、氷龍に対抗できる唯一の種族「火族」が英雄とされている世界。  現代最強火族の一角と言われる「蓮杖家」の長男・流彦は、強すぎる家族たちの世話に手を焼く毎日を送っていた。  ある時、一人の少女を氷龍の襲撃から救う。沙羅と名乗る少女は火族に仕える使用人=「銃者」となることを志望していると話す。 「銃者なんてろくなもんじゃない」と流彦は、沙羅をヒト族の警察に引き渡そうと考えるが、少女は自らの身体に宿る「縛火紋(ばくかもん)」と呼ばれる紋様を流彦に見せる。  それは火族として生まれながら無能力者であることを示す紋様。  そして、他界した流彦の姉・ほたるが持っていた紋様でもあった……  成り行きで沙羅を蓮杖家に迎え、流彦は沙羅の「銃者教育係」に任命される。  流彦はほたるの面影を沙羅に重ねてしまう自分に戸惑いを覚えてしまう。  蓮杖家の温かな雰囲気の中で、流彦は姉を失った傷を癒し、沙羅は認められることの喜びを知っていくが……やがて訪れる残酷な運命の奔流から、彼らは光を見出そうと奮闘する。  一つの家族の再生を描くファミリアファンタジー。
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かわいいお姉さまを泣かせた王子に聖女の鉄槌を

(息が、苦しい……っ。どうしよう、笑わなきゃ、何か言わなきゃいけないのに……っ) ドクン、ドクンと耳の奥で心臓が警鐘を鳴らしている。 喉が干からびたように張り付き、声の出し方を忘れてしまった。視線を上げれば、目の前に座るランドール王国第一王子オーデルの、値踏みするような冷たい目が突き刺さる。 「……まるで、精巧なだけの人形だな」 オーデルが、鼻で笑うように吐き捨てた。 「エスカマインの姫君は、挨拶ひとつ満足にできないのか? ずっと下を向いたまま、気味が悪いほど無表情で。我々を愚弄しているとしか思えんな」 ビクッ、とマイヤの肩が大きく跳ねる。 違う。愚弄なんてしていない。ただ、極度の緊張と恐怖で体が動かないのだ。 『ごめんなさい、私、人見知りで……』 たったそれだけの言葉が、舌に絡みついて出てこない。 「我がランドールの次期王妃となる女が口も利けないなど、欠陥品と言わざるを得ませんね」 「エスカマインも落ちたものだ。このような無愛想な女を押し付け、我が国と結ぼうなどと……厚かましいにも程がある」 国王夫妻の冷酷な言葉が、マイヤの心臓を鋭く抉る。 泣いてはいけない。せめて、凛としていなければ。 そう思うのに、視界がぐにゃりと歪み呼吸が浅くなっていく。 「こんな女、俺の隣には相応しくない! こちらから願い下げだ!」 オーデルが立ち上がり、虫けらでも見るような目でマイヤを見下ろした。 「マイヤ・エスカマイン! 貴様との婚約は、この場をもって破棄させてもらう! さっさとその陰気な顔を俺の視界から消せ!」 ガシャン、とオーデルがワイングラスを乱暴にテーブルに叩きつける。 その鋭い破裂音に、ついにマイヤの限界が訪れた。 「あ……ぅ……っ」 張り詰めていた糸が切れ、瞳から大粒の涙がぼろぼろとこぼれ落ちる。 何も言い返せない。ただ震えることしかできない自分自身が、情けなくて、ひたすらに悔しかった。 この日、氷の悪役令嬢と噂された不器用な少女の心は、無残に砕け散った。 ──だが、オーデルたちはまだ知らない。 この涙一滴が、自らの国を滅亡の危機へと追いやる『最凶の聖女の逆鱗』に触れたということを。
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