人工知能(AI) 小説一覧
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【ラノベ的ファンタジー×重厚な和風近未来×文芸の筆致】
「報酬は『全知の書』? 契約してもいい。――ただし、前払いが条件だ」
地上から人類社会が滅亡して数百年。
地下で生まれ育った青年・紅(くれない)は、異世界から来た悪魔に「世界を一緒に救ってほしい」と持ちかけられる。
いわく、「異世界を襲う機械生命体の群れは、紅の世界から溢れた災厄」らしい。
現実主義者の彼は、報酬の“前払い”として、悪魔の持つあらゆる知識を記す本『ラツィエルの書』の一部譲渡を要求する。
その断片は、たしかに異常な力を秘めていた。
そこには、亡くなった姉をよみがえらせる方法も記されているようだ。
紅はわずかな全知を武器に、みずからの望みを果たせるのか。
悪魔と契約した者の未来が破滅に向かうという“相場”も知らぬまま――。
閉じた世界で紡がれる、断罪と慈愛の物語。
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文字数 20,496
最終更新日 2025.12.12
登録日 2025.12.11
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私は時折り考える。
箱を手に取り選んだのは、
果たして「私」、なのだろうか。
その箱を選んだ「私」は何者であるのだろうか。
ーー令和という激動の時代も後半に差し掛かった頃。
日本は流行病と大震災を乗り越えて
「人工知能」を生活の基盤に置くようになっていた。
大手医療機器メーカに務める霧島瑞稀(きりしま みずき)は
この世界の仕組みに違和感を感じていながらも、
日々を淡々と過ごしていた。
--今日の晩御飯も、明日着る服も、進学先も、仕事も、推奨される趣味嗜好においても、全てを「人工知能」が決めるこの世界を。
疑心をおくびにも出さず過ごすある日、瑞稀は友人に
謎のSNS投稿アカウント「Mirzam(ミルザム)」を紹介される。
一見ただの娯楽目的のアカウントに思えたが
このMirzamの思いもよらない行動が切っ掛けとなり
--瑞稀の人生の歯車が大きく動かされてしまう。
ここは「人工知能」に全てを委ねる世界。
そこに、貴方の意志はありますか?
貴方は、これから訪れる未来を
--愛することができますか?
文字数 31,772
最終更新日 2022.09.16
登録日 2021.09.11
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SF短編集です。
それぞれのお話で、設定等のつながりはありません。各話読み切りです
文字数 79,741
最終更新日 2020.09.19
登録日 2020.08.28
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