ホラー ベルサイユ宮殿 小説一覧

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呪われた王宮 ベルサイユ宮殿

 ヴェルサイユ宮殿(ヴェルサイユきゅうでん、フランス語:Palais de Versailles)は、1682年、フランス王ルイ14世(1638年 - 1715年、在位1643年 - 1715年)が建てたフランスの宮殿(建設当初は離宮)である。  宮殿の建設よりも労力が費やされている噴水庭園には、宮殿建設の25,000人に対し、36,000人が投入されている。   そして、その噴水にはルイ14世の三つの意図が込められている。 「水なき地に水を引く」   ヴェルサイユには近くに水を引く高地が無い。    ルイ14世は10km離れたセーヌ川の川岸にマルリーの機械と呼ばれる巨大な揚水装置を設置し、堤の上に水を上げさせた。   そして古代ローマに倣って水道橋を作って、水をヴェルサイユまで運び、巨大な貯水槽に溜め込んだ。    こうして水無き地で常に水を噴き上げる噴水庭園を完成させ、自然をも変える力を周囲に示した。  「貴族を従わせる」    ルイ14世は10歳の時にフロンドの乱で、貴族たちに命を脅かされたことがある。   ルイ14世はこの体験を一生忘れず、彼は貴族をヴェルサイユに強制移住させた。 「ラトナの噴水」は、ギリシャ神話に登場するラトナ(レートー)が村人に泥を投げつけられながらも、息子の太陽神アポロンを守っている銅像と、その足元にある蛙やトカゲは神の怒りに触れて村人たちが変えられた像を、模った噴水である。    ラトナとアポロンはフロンドの乱の時、彼を守ってくれた母と幼いルイ14世自身を示し、蛙やトカゲに変えられた村人は貴族たちをあらわしている。  王に反抗をする者は許さないという宣言を示している。  「太陽神アポロンの噴水」は、アポロンは天馬に引かれて海中から姿をあらわし、天に駆け上ろうとしているものを模った噴水である。    アポロンはルイ14世自身をあらわし、彼が天空から地上の全てを従わせると示している。  「民衆の心をつかむ」  ルイ14世は民衆の誰もがヴェルサイユに入るのを許し、民衆に庭園の見方を教える「王の庭園鑑賞法」というガイドブックを発行した。    それには「ラトナの噴水の手前で一休みして、ラトナ、周りにある彫刻をみよ。  王の散歩道、アポロンの噴水、その向こうの運河を見渡そう」と書かれている。  民衆は、ガイドブックに従って庭園を鑑賞することで、貴族と自然を圧倒した王の偉大さを刷り込まれていった。  併し、ルイ16世の治世になると、国王の信頼は地に落ちた。  暴徒化した群集により、ルイ16世も王妃マリーアントワネットも裁かれギロチンに掛けられたのだ。  それはヴェルサイユ宮殿が呪われていたからだ。
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