SF 英雄小説一覧
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プレイヤースキルだけで強すぎる彼を皆は尊敬の眼差しで見ていた。
その国ではクランバトルよりもそのプレイヤーに勝つ事だけがこのゲームの醍醐味に移り変わったのは何時の頃だろうか。
そんな彼を皆は口を揃えてこう言った。
『ルールブレイカー』
物語はクラン戦のバトルでミスをして、クビにされるところから始まる。
だがマスターがクビと言っても、クビにするのはクラン全員の承諾がいる。シンは五年も一緒にやって来た仲間たちに視線を配るが、クランメンバーはクビに賛成とシンに言葉を贈り、賛成のカウントは増えていく。
そしてクランで一番話して来た仲間にまで「じゃあね」と言われ、一人噴水広場に立っていた。
仲が良いと思っていた仲間から貰った紙を投げ捨てると、タダの紙と思っていたアイテムが強制的に発動した。そのアイテムの効果はランダム転移だ。
ランダムで国を渡れば、この国で持っている金の価値が無くなり、アイテムは全部没収される。
絶望して、国から国へと転移が終わる。
それからゲームの時間で三年が経った。
文字数 101,301
最終更新日 2022.10.21
登録日 2022.09.10
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