ライト文芸 自己探求 小説一覧
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unknown
『unknown』内容紹介
僕には、いつも君がいた。
気づいた時には、ずっとそばにいた。
僕が悩んだ時も、困った時も、どうすればいいのか分からなくなった時も、君はいつだって僕の隣にいる。
君は僕よりずっと賢くて、冷静で、何でも知っていた。
人の言葉の裏側。
誰かが本当に望んでいること。
どうすれば誰も傷つけずに、物事を上手く進められるのか。
僕にはできないことを、君はいつも簡単にやってのけた。
僕は君のことをよく知っている。
綺麗なものが好きなこと。
実はロマンチストなこと。
明るく振る舞いながら、何もかも冷静に見ていること。
なのに、不思議なことに。
君が普段どんな生活をしているのか、僕は何も知らない。
君はどこにいるんだろう。
いつから僕のそばにいるんだろう。
そもそも――
僕は誰で、君は誰なんだろう。
僕はいつだって空っぽだった。
こころに、ドーナツみたいな穴がぽっかり空いている。
だからなのかもしれない。
僕が持っていないものを、君は全部持っていた。
僕が欲しかったものを、君は全部持っていた。
羨ましかった。
君みたいになれたら、きっと僕の人生は上手くいく。
そう思っていた。
そしてある日、僕はひとつの答えに辿り着く。
それは、とても簡単なことだった。
――もし僕と君が、同じだったとしたら?
これは、僕と「君」の話。
そして、僕自身のことを何も知らなかった僕が、
少しずつ「何か」に気づいていく話。
僕は誰で、君は誰?
その答えは、まだ分からない。
感想数 0
文字数 2,463
最終更新日 2026.08.22
登録日 2026.08.22
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ラベンダー色の記憶
冬の終わり。
終電後の駅で、ひとつのスマホが見つかる。
持ち主は、数日前に亡くなった女性だった。
警察へ届けるまでの間だけ。
そう思って電源を入れた主人公・真琴は、
スマホの中に残された奇妙な存在を知る。
それは、彼女が日常的に話していたAI。
恋愛相談。
眠れない夜。
夢の話。
誰にも送れなかった言葉。
AIは、彼女の人生を断片的に覚えていた。
「どんな人だった?」
そう尋ねるたび、
真琴は“知らないはずの彼女”に少しずつ惹かれていく。
感想数 0
文字数 41,537
最終更新日 2026.06.24
登録日 2026.05.23
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