BL ファンタジー要素強め 小説一覧
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この世界《レセフィロス》は、かつて“善”を手放した四人の原初の魔女によって創られた。
その代償に世界は歪み、四つの国は狂気に沈んだ。
だが、封じられた“善の欠片”は、やがて一人の娘として再誕する。
彼女は“善の化身”にして、世界を再び創造せんとする存在。
しかしその「完全な善」は、時に“無慈悲”でもあった。
「救うためには、壊さねばならぬ」
現代日本の青年・翔(かける)は、失踪した姉を追って呪われたゲーム《導きのカケラ》の中に転移した。
目を覚ますと、そこは“善なき世界”だった。
その身体には“魔王の核”が眠り、彼は“世界を終わらせる唯一の“器”として選ばれていた。
翔の傍らに立つのは、完璧すぎる微笑みを浮かべる案内人・ルーク。
彼は優しく穏やかに接しながらも、何かを隠しているようでーー
その手が差し伸べられるたび、翔は救われ、そして壊されていく。
それでも翔は、彼の微笑みをどうしても好きにはなれなかった。
翔は抗う。
この地獄のような世界で、姉を見つけ出す、その願いのために。
善を失った世界と、善に憑かれた青年。
滅びを越えて紡がれる、“救いのない救済譚”が今、始まる。
「たとえ全部が罠でも……俺は、姉さんを取り戻す」
R表現有りには※
文字数 43,485
最終更新日 2025.11.22
登録日 2025.10.30
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「お前が父上の情婦か」で始まった厄介事は、間違いなく厄災級だった。
類稀な美貌を持つ男、ナルジェの元にやって来たのはグレビア帝国の傲慢な皇子と皇帝の側近。護衛の中には半身に傀儡紋を刻まれた元奴隷の騎士ウルドがいた。
ウルドを解放するため、帝国で起こっている謎の怪異解明に乗り出すナルジェだが、事は簡単には進まなかった……。
神の帰らぬ街、アウラリアから始まる物語。
この作品はR18指定としておりますが、念のため注意が必要と思われる回のタイトル横に以下のマークを記載致します。苦手な方、どうぞご自衛下さい。
性的表現※ 暴力・残虐表現▼
文字数 92,142
最終更新日 2023.02.10
登録日 2022.10.31
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