第6回ホラーミステリー小説大賞エントリー 小説一覧

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村の籤屋さん

 小笠原諸島に属するある島に、子宇女村はある。  子宇女村は小さく、特徴のない田舎の村のようでいて、その実大きな特徴があった。  籤屋が出没するのだ。  ただの籤屋ではない。賭けたモノに応じて、様々な利を得ることができる籤を轢かせる、不可思議な存在だ。  籤屋は禁忌とされており、村で引く者は少なかった。  村役場に努める青年・伊藤健太郎は、村における数少な例外だった。  賭ける物は、僅か百円だったが、健太郎が毎日くじを引くことで、島は大きな変化にさらされるのだった。
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