救済システム 小説一覧
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静かな男の声、男は自分のからだが動かないことに気づいた。
どうしたんだ、昨夜は友人たちと飲んで、店で仲良くなった女と飲んでいた。
しばらくして、異変を感じた。
下半身の痛みだ。
医者から、病院を紹介された。
家に帰ったら両親が迎えてくれた、以前と違うと思ったのは笑顔だ。
嬉しそうな笑顔だ。
「あなたは……」
文字数 3,205
最終更新日 2026.04.01
登録日 2026.04.01
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自分は愛されていると男は思っていた。
多少の悪いこと、世間からは良くないと思われるようなことをしても父親は仕方のないヤツと許してくれるからだ。
そして、母親は体だけはと気をつけてねと抱きしめてくれる。
成人男性の自分に父親は使い切れないほどのがくの小遣いを父親は与えてくれる。
両親がTVのニュースに釘付けになっていた、その日、日常は変わる。
自宅に訪ねた来た見知らぬ男性だ、気がつくと自分は病院のベッドに寝ていた。
手術で内蔵の一部を取ったと言われて男は驚いた。
自分が過去に犯した些細ないたずら犯罪まがいの悪事を言われて男は驚いた。
社会に貢献できる救済システムに両親が自分を登録したと聞いても、男はすぐには理解できない。
両親は真面目な顔で、いつも自分に接していた、だが、思い出した。
その口元は、薄っすらと。
文字数 2,726
最終更新日 2023.12.12
登録日 2023.12.12
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