祖母の愛 小説一覧

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おにぎり屋 イキラク

 夢を諦め、都会の仕事にも心が擦り切れかけていた向井明彦は、祖母の訃報を受けて久しぶりに故郷へ戻ってきた。  遺されたのは、小さな古びたおにぎり屋『イキラク』。  そして祖母が大切にしていたレシピノート。  思わず手を伸ばしたそのとき、一人の女性――塩沢が訪ねてくる。  彼女はかつて、祖母に救われた一人だったという。  語られるのは、あたたかなおにぎりの記憶と、知らなかった祖母の姿。  笑顔で話す塩沢の隣で、明彦は不意に涙をこぼす。  祖母が最期まで、自分の笑顔を願っていたことを、レシピノートが静かに教えてくれたから。  亡き祖母の味を、もう一度誰かに届けたい――。  味を覚えていた客たちが、ぽつりぽつりと店を訪れる中、明彦はゼロから店を再建することを決意する。  誰かの「おいしい」が、自分の明日を照らしていく。  これは、おにぎり屋を継いだ青年と、それを支える一人の女性が紡ぐ、あたたかくて大きな“想い”の物語。
ライト文芸 連載中 長編
感想数 6 文字数 2,150 最終更新日 2025.06.30 登録日 2025.06.30
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