吸血鬼令嬢 小説一覧

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宿敵の夢魔の若君を血契で縛ったら、泣きながら「ご主人様」と呼ばれました

宿敵の夢魔の若君を血契で縛ったら、泣きながら「ご主人様」と呼ばれました
吸血鬼として目覚めた私が、旧鐘楼裏で見つけたのは――  角と尻尾を隠せず、真っ赤な顔で震えている宿敵の夢魔の若君だった。  黒茨学院きっての天才で、幼い頃から私にだけ張り合ってくるルシアン。  そんな彼が、夢魔の本能に振り回され、涙目で「見るな」と睨んでくる。  逃がすわけがない。  私は彼の薬を奪い、尻尾に手を伸ばした。 「触らせてくれたら、誰にも言わないであげる」  ただの意地悪のつもりだった。  けれど、彼の血は甘すぎた。  彼の尻尾は正直すぎた。  そして何より、彼は私を憎んでいたわけではなかった。  ずっと、ずっと、私だけを見ていた。  吸血鬼令嬢と、泣き虫で強がりな夢魔の若君。  宿敵だった二人は、やがて血と欲望と初恋を絡めた契約で結ばれる。 「ご主人様」  血契の夜、彼は跪いて、そう私を呼んだ。
ファンタジー 完結 短編
感想数 0 文字数 18,140 最終更新日 2026.07.14 登録日 2026.07.14
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