ゆで卵 小説一覧

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殻を剥く指、塩を待つ唇

「傷ひとつなく、ツルンと完璧にゆで卵を剥きたい」——そんな偏執的な衝動を抱えるOL・白石渚 。けれど彼女は、ゆで卵を食べるのが大の苦手だった 。 そんなある日、他部署からやってきた助っ人社員・橘薫が「不器用で綺麗に剥けないけれど、無性にゆで卵が食べたい」とマイ塩瓶を握りしめて嘆いているところに出会う 。 「食べたくないけれど剥きたい」ヒロインと、「剥けないけれど食べたい」ヒーロー 。 奇妙な利害の一致から、二人は会社の屋上でひそかに落ち合う秘密の「ゆで卵協定」を結ぶことに 。 毎日、完璧に剥かれた白球を嬉しそうに頬張る橘の笑顔を見るうち、渚の胸には「ただ剥きたい」だけではない温かな感情が芽生え始める 。 しかし、彼の助っ人期間の終了と本社復帰が決まり、二人の「ゆで卵協定」に終わりの時が近づいて……? ゆで卵から始まる、少し不器用で愛おしいオフィスラブコメディ 。
恋愛 完結 短編
感想数 0 文字数 9,027 最終更新日 2026.07.30 登録日 2026.07.30
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