終末サバイバルホラー 小説一覧

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『明日も、生きていたら』

ある日、世界各地で同時に発生した未知の感染症。 人が人を襲い、噛まれた者もまた誰かを襲う。治療法はない。そもそも彼らが生きているのか、死んでいるのかさえ分からない。 医療は逼迫し、交通網は麻痺し、やがて電気も通信も失われていく。 世界が静かに崩壊していくなか、生存を余儀なくされたのは――青村秀幸、40歳。 体力なし。筋力なし。特別な技能なし。 人付き合いが苦手で、自分に自信もなく、困ったことがあれば一人で抱え込む。 世界を救う英雄どころか、自分一人の人生さえ持て余していた男だった。 武器もない。戦い方も知らない。 あるのは通勤バッグと、少しばかりの備え。そして、まだ捨てきれない命だけ。 逃げて、迷って、失って。 それでも誰かと出会い、誰かと生きる。 昨日まで「自分なんて」と思っていた男は、終わってしまった世界で何を見つけるのか。 これは世界を救う英雄の物語ではない。 明日も生きていたいと願えるようになるまでの、一人の男の物語。
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