「もご」の検索結果

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青春 完結 ショートショート
今年初めての真夏日になるという予報が出たある日。 水筒を忘れて遠足へ行ってしまった弟のために、兄が自転車でひとっ走り。 ――の予定が、トラブルに見舞われて事態は思わぬ方向に? 読み終えた後は、きっと兄を応援したくなっているはず。 こんなお兄ちゃんがいたらいいなという妄想から生まれたお話です。 熱中症にはくれぐれもご注意を…… ※エブリスタ様にも掲載しております。
大賞ポイント 1pt
文字数 2,640 最終更新日 2025.01.31 登録日 2025.01.31
青春 完結 短編
・・夜汽車には、ひとつの光の部屋があります。そして人間模様・・そっと慰めるようなことです。 夜汽車に揺られて失意の旅をしたのは、もう半世紀も前だった。車両の電灯がやや黄色がかっている、そんな切ないスポットは、まるで私の心の中のようだと、少青年は想った。車両内にパラパラと空席もあるが、何も意識していない、行く宛も少青年にはもちろんどうでもよかった。そっと手を降ろして拾うと白いハンカチだった・・・。「あ、どうもありがとう。」斜め前にすわっている少女が微笑みながら、受けとった。「・いいえ、」列車がキィーンと泣くような汽笛を鳴らした。少女は十六か十七歳くらいに見える、髪を後ろにまとめた、ポニーテールの感じで、瞳がにこやかな透明な光をしていた。「どこまで行かれるの?」‥「・いえ、特に・・どこでも・・」「私はちえと言います。伯母さんと軽井沢の方へ、帰るところなのよ」・・「・夜汽車で慰められる気がしたので」「つらいわねぇ・・」・・「・・ええ、気力がなくて」「家には部屋だけいっぱいあります。早朝には着くから・・泊まっていきます?私には友だちが居ないの・:・」「・ええ、でもご両親が心配するでしょう」夜汽車はガタン・ゴトンと単調にリズムを刻む。「大丈夫ですよ。弱っている人は、助ける・・これは家訓ですから。私はこの娘の伯母です。」 「うわ、うれしいわ。元気出してね。」ちえさんは喜んで、パッと白と黄色の混ざった光を放った。・・「それでは、お言葉に甘えさせていただきます」少青年は言葉をしぼり出した。「私は光行と言います。・・光に行くという字ですが、光には縁も遠くて・・」「ちえさんは、明るい人ですね」「白いハンカチが何かを光ったのね」「詩は書けるけど・、僕は凡才のまま、母ももう亡くして、どうしたらいいかと考え中なんです。」まるで空から人生を背中にしょい込んだ旅人たちを、そして、宇宙から見守る光があるようだった。
大賞ポイント 1pt
文字数 3,019 最終更新日 2025.03.04 登録日 2025.03.04
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