「松の木」の検索結果

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恋愛 完結 ショートショート
主人公の島田は定年退職後、出身地の神戸市を訪れた。明石海峡大橋(パールブリッジ)の下にある舞子公園で高校一年生の時に恋人と相合い傘を刻んだ松の木を探していた老婦人に声を掛けると、半世紀前の島田の恋人だった。ふたりは思い出の場所をタクシーで回りながら旧交を温める黄昏ラブロマンス。
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小説 36,824 位 / 185,337件 恋愛 16,446 位 / 56,296件
文字数 4,124 最終更新日 2022.01.06 登録日 2022.01.06
タイトルそのままの、小説とは言えないほどの小さな思い出話。
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小説 185,337 位 / 185,337件 エッセイ・ノンフィクション 7,831 位 / 7,831件
文字数 6,128 最終更新日 2018.10.28 登録日 2018.10.28
 十代家治公最晩年の江戸。深川の外れ猿江町は、近くを流れる小名木川にまで迫り出した、大名屋敷の五本の松の木から五本松町とも呼ばれていた。この町に十八歳の娘が独りで切り盛りをする、味噌田楽を売り物にした縄のれんが有った。その名は「でん留」。そこには毎日様々な悩みを抱えた常連達が安い酒で一日の憂さを晴らしにやってくる。持ち前の正義感の為に先祖代々の禄を失ったばかりの上州牢人、三村市兵衛はある夜、慣れない日雇い仕事の帰りにでん留に寄る。挫折した若い牢人が、逆境にも負けず明るく日々を生きるお春を始めとした街の人々との触れ合いを通して、少しづつ己の心を取り戻していく様を描く。しかし、十一代家斉公の治世が始まったあくる年の世相は決して明るくなく、日本は空前の大飢饉に見舞われ江戸中に打ちこわしが発生する騒然とした世相に突入してゆく。お春や市兵衛、でん留の客達、そして公儀御先手弓頭、長谷川平蔵らも、否応なしにその大嵐に巻き込まれていくのであった。 (完結はしておりますが、少々、気になった点などは修正を続けさせていただいております:5月9日追記)
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小説 185,337 位 / 185,337件 歴史・時代 2,266 位 / 2,266件
文字数 61,820 最終更新日 2019.04.30 登録日 2019.04.30
鵙(もず)神社の来歴についてここに簡記する。 神社に関する最も古い記述は室町時代にまで遡る。 当時、神社は土着の山神信仰の場として細々と機能していたに過ぎなかった。 麓の村の主産業である養蚕の成就を山神に祈ったことがそもそもの起こりとされる。 その村を野盗が襲った。 絹を奪い、女子供を拐かした。 果てぬ怨嗟の中、村人は神に祈った。 野盗を殺してくれと。 程なく、野盗の頭目の死体が上がった。 松の木に喉を刺し貫かれ、風鈴のように揺れる亡骸を見て、誰かが言った。 鵙の早贄のようだと。 以来、神社は鵙神社と号した。 時は流れ、明治時代になると、養蚕が立ち行かなくなった。 村の蚕が悉く死んだ。 蚕が尽き、絹が尽き、飯が尽き、金が尽き、 飢えと恐怖に錯乱した村人の間に死が蔓延した。 人々は再び鵙神社を顧みた。 そこに現れたのが、鵙の巫女と呼ばれた娘である。 その余りの忌まわしさゆえか、 中てられたように村は次第に狂っていき、 結局、 地図から消えた。 それから百年余りが過ぎた現代において。 三体の自殺体が発見される。 彼らは一様に、己が手で耳と目と鼻を引き千切って死んでいた。 ――その神社は、殺意を内包している
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小説 21,296 位 / 21,296件 ホラー 733 位 / 733件
登録日 2015.03.22
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