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僕――神宮寺幻(じんぐうじまぼろ)は、マンションの隣に住むの幼馴染の明智心美(あけちここみ)のことが好きだった。でも、幼馴染ゆえ、伝えることができなかった。告白することができなかった。もし告白をしたら今の関係が壊れてしまうかもしれない。それが怖かった。
それに心美はいつも皆んなの恋愛相談に乗ったりしているし、忙しそうだし。
どうして恋愛経験皆無の心美に恋愛相談がたくさん舞い込んでくるのか。それは、心美にちょっと不思議な力があったからだ。心美に恋愛相談を持ちかけると、何故かその恋が成就する。そのせいで、心美は校内でちょっとした有名人になり、いつしか『恋の119番』と呼ばれるようになった。
心美にどうしてそんな能力があるのか理由は分からない。
が、後々ではあるけど、僕はその理由を知ることになる。
果たして、僕の心美に対する恋心は実ることができるのだろうか。
文字数 8,467
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.07.01
※バスケットボールのルールが当時と若干変わっているため、多少の脚色はしてありますが、基本的に実話です。
【あらすじ】
南沢俊(みなみざわしゅん)。市立東妻中学校の三年生。
バスケットボール部所属。
ポジションはシューティングガード。
彼は中学生としては最後となる大会に挑むため、コートの上にいた。相手はライバルであり、強豪であることで有名な私立成田東原中学校。ハッキリ言って、勝てる確率はとても低かった。
しかし、負けるわけにはいかなかった。同じバスケットボール部に所属していた仲田勇(なかたゆう)との約束を果たすために。彼は中学二年生の時に右半身麻痺となってしまった。バスケができる身体ではなくなってしまった。
南沢にとって、仲田はバスケ部の仲間であり、親友だった。
そんな彼と、この最後の大会直前に交わしたのだ。熱い約束を。
これは二人、そして他のメンバー達との友情を描いた熱い暑い夏の物語。
文字数 1,799
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.07.02
園川大地(そのかわだいち)、高校一年生。
彼は同じクラスの小出千佳(こいでちか)に片想いをしていた。そんな彼女と約一ヶ月後後に控えるクリスマスを一緒に過ごしたい、その一心で小出さんと仲良くなる決心。まずは気軽に話し合える仲になること。それを目標として頑張ることにした。
しかし、小出さんはとっても恥ずかしがり屋。いつもおどおど、わたわた、あたふた。いわゆる『コミュ症』な女の子。
仲良くなるのにはかなり時間かかりそうだなと彼は思った。そんな彼女を振り向かせるため、園川大地はまず彼女の趣味である本の話を取っ掛かりにしようと話しかけたのだが──。
【登場人物】
⚫︎園川大地(そのかわだいち)。高校一年生の男の子。
少し気弱だけれど、入学式の際に一目惚れをした同じクラスの女の子の小出千佳(こいでちか)をクリスマスデートに誘おうと決意をする。
小出さんはいわゆる『オタク』だが、園川大地はそうではなく、一般的な小説しか読んだことがない。しかし、ライトノベルが大好きな彼女の影響を受け、少しずつ変わっていく。小出千佳に対して抱く『恋の形』も。
⚫︎小出千佳(こいでちか)。高校一年生で、園川大地のクラスメイト。
ぱっと見は可愛い女子だが、しかし、彼女はいわゆる『コミュ症』。加えて『オタク』文化が大好き。コミュ症が災いして友達は一人もおらず。休み時間やお昼休みになると、いつも大好きなライトノベル小説を読んでいた。
しかし、席替えで隣同士になった園川大地に話しかけられてから、少しずつだがコミュ症も引っ込み思案なところも変化していくことに。そして、彼に対する想いも。
【世界観の設定】
時代設定は現代。物語は基本的に主人公である園川大地とヒロインの小出千佳を中心に進んでいく。物語の雰囲気はほっこりした優しい世界観。元々、漫画原作として書いたものなので、キャラクター性が強く、コメディの要素が多い。
物語のキーワードは『本』と『趣味』『青春』。
文字数 4,743
最終更新日 2025.07.01
登録日 2025.07.01
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文字数 1,468
最終更新日 2025.06.03
登録日 2025.06.03
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