エンドレス

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よろしくお願いします
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昔、ある二人の大魔法使いの元に一人の男の子が生まれました。 男の子は幼い頃から理解力があり手がかからないどころか、むしろ場の空気を読んで行動しているかのような賢い子供でした。 しかし男の子には魔力がなかったのです。 チャンスは五歳になった時。火、風、水、土のどの魔法に適正があるか、そして今後の職業を神に問う神事に全てかかっていました。 両親は頼みました「神様どうか、この賢い子に何かしらの魔力と良い職業を授けてください」 司祭は神の御告げを読みました「その子の適正は【空気を読む】と、出たぞよ……職業は……【平民】じゃな」 両親は悲しんだ「空気を読む平民?……それはもう出来てるんだよな」……と。 そのうち、男の子は周りから【無能】と言われるようになりました。 両親もかける言葉が無くなり、ただひたすらに男の子を励まし続けました。 何も出来ない無能な男の子は、魔法絶対主義のこの世界では廃れた技術と笑われる【剣術】に一人打ち込むようになりました。 毎日、毎日、毎日、少年は剣を振るいました。 そして気が付くのです。 多少でも魔法を使えるフリをして生きていく方法に。 そして男の子は十五歳となりました。 この魔法主義世界で魔法を使える『フリ』を続けるという空気の読める立派な平民に。 ※なろう様でも連載しております。
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文字数 182,506 最終更新日 2020.09.25 登録日 2020.04.13
柏崎圭吾はある日、出会った不思議な男に飴玉を渡されて。こう言われた。 「これは君を変える飴だ。そう、例えば。君がこれを食べた後に誰かを十秒間見つめたとしよう。  すると見つめられた者は君の事が、気になって仕方なくなる。  ただし。逆に君は、その人の事を気にならなくなってしまう」 柏崎圭吾には好きな人がいる。 彼はその人を振り向かせる為に、半信半疑でその飴玉の使用を決めるのだが…… 矛盾した説明をされたその飴玉は、彼にどんな未来を見せるのか。  
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文字数 15,540 最終更新日 2020.07.03 登録日 2020.07.02
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