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シングルマザーの沙羅にとって、4歳になる娘の怜がすべてである。
怜の誕生日の前日、日系アメリカ人男性の崚介が沙羅を訪れる。彼とはアメリカでDEA(アメリカ麻薬取締局)の潜入捜査官をしていた際に出逢った。五年前沙羅が潜入していた裏組織『ナーヴェ』。彼は組織と取引するブローカーだった。
犯罪者を娘に近づけまいとする沙羅だったが、崚介は「FBI捜査官だ」と名乗り捜査協力を依頼される。理由は『ナーヴェ』の幹部が密かに沙羅を探させているため、沙羅が持つであろう情報を開示してほしいというものだった。しかし崚介が予想していた情報を沙羅は持っていなかった。
だが沙羅は強力な薬物耐性という特殊な体質を持つ。
当時『ナーヴェ』が開発していた『アスモデウス』は強い興奮作用を引き起こすセックスドラッグでありながら、同時に使用者の命を奪う確率の高い危険なものだった。『ナーヴェ』は5年以上経った今も改良に難航している。沙羅は『アスモデウス』にもその耐性を発揮する。組織の狙いは沙羅の体質そのものだろうと結論づける。
FBIの望む捜査協力はできないと一度は別れるが、組織に沙羅の居場所がばれてしまう。沙羅への脅しのために、巻き込まれた弟が大けがを負う。沙羅は組織の魔の手が娘の怜へ向く前に組織を摘発すべく、崚介とともにアメリカへ渡る。
文字数 159,165
最終更新日 2025.09.09
登録日 2025.04.29
下着デザイナーの私はパートナーの薫ちゃん(オネエ)と新商品のデザインを担当している。ランジェリーとセット売りするためのガーターストッキングが先に完成する。大興奮の薫ちゃんに対して、私は冷静に品質チェックを終える。メインのランジェリーの試作に納得がいかないからだ。
その夜、私は薫ちゃんの部屋でランジェリーとストッキングを身に着けさせられる。薫ちゃんはそんな私の脚をうっとりと眺めるのだった。
文字数 21,339
最終更新日 2025.06.29
登録日 2025.06.22
地元を離れて暮らす大学生の佐伯智宏は、高校時代の彼女・晶から手紙を受け取る。
晶は病気で入院していた。
夏休みを利用して晶のお見舞いに行くと、智宏は病院を抜け出す手伝いをさせられる。
近くの海に行くだけのつかの間の時間、二人は話をする。
晶は自分の命が長くないことを知っていた。
そして智宏は晶とある約束をする。
文字数 11,132
最終更新日 2025.05.03
登録日 2025.05.03
文字数 7,364
最終更新日 2025.05.01
登録日 2025.05.01
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