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殺し屋の鋭才として生きる運命を背負った、朝木春彦。
故に私生活も完璧なはず……だった。
しかし初めてできた恋人と同棲を始めると、わずか三か月で彼は変貌を遂げる。
次々と繰り広げる問題行動。
至って大真面目に歪んだ思想をさらけ出し、喜劇と悲劇を繰り返してしまう。
それでも胸を締めつけるほど切実な、春彦の愛のかたち。
幸せなはずの恋人との日々は、痛みと隣り合わせの愛情で少しずつ綻んでいく。
その果てに訪れる、避けられない結末は――。
やさしくなりたい。
これは、祈りを抱えて本当の自分と向きあうための――脱却の物語。
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本作の略称は『#クソ彦』です。
レーディングマークをつけています。
※残酷描写があります
※性描写はありません
全16話構成/中~長編(約6万文字)
完結済み作品を連載形式でお届けします。
文字数 16,771
最終更新日 2026.03.02
登録日 2026.03.02
ひとりの転生者が現れ、魔王を討った。
人々は口を揃えて彼をこう呼んだ――初代チート王。
世界は救われ、そして歪んだ。
時は千三百年後。
魔王討伐の奇跡を起点に築かれた『魔術帝国ニホン』は、英雄の故郷『地球界・日本』の思想を強く受けることとなる。
やがて魔術とは、買い、売り、教育の上に成り立つものとして定義され、着実に制度化が進んでいく。
一方、辺境・シーツ村で牛畜産に励む少年・ロウにとって、魔術とは助け合いの上に存在していた。
受け継いできた魔術への思いと感謝――それは村が大切に育んできた絆だった。
あるときニホンの使者が告げる。
「その魔牛を卸せ。お前の魔術はいくらだ?」
その瞬間、誰かが叫んだ。
――ワシらの魔術を返せ!
村の静寂を裂いたその声は、誰の耳にも届かない。
文明の名を借りた静かな蹂躙は、『発展』と呼ばれ、『侵略』とは呼ばれなかった。
そんな中、強制義務教育制度のもと、ロウは帝都の『米和学園』に送り込まれることが決まった。
米和学園で出会う、不思議な生徒たち。
人心観察に憑りつかれた少年・カムイ
誇りに囚われた貴族令嬢・ルベル
仕える運命を背負った従者少年・将斗
思想も立場も異なる四人が、均一化された教室で激しくぶつかり合う。
かつてチート王がもたらした進化の果てに、彼らが見つけるものは何か。
奪われたのは力か、それとも心か――。
魔術の定義が塗り替えられた世界で、四人の少年少女は、自分たちの未来を選び取る。
それが、彼らの『魔術』というように。
***
作品の略称は『#ワシ魔』です。
登録日 2026.03.02
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