2
件
夜勤の物流倉庫で、非常口が「壁」になった。巻尺で測れば十四メートルの通路は、測るたびに伸びていく。壁の向こうから、行方不明の同僚の声がする。やがて壁は、俺の名前を呼んだ。
黒瀬迅、二十一歳。夜間入出荷の契約社員。彼は「災厄」に殺されなかった。その代わり、災厄は彼を少しずつ変えていく。
災厄には、それぞれ違う「正解」がある。昨日の正解は、今日の罠になる。生き延びるたびに、迅は災厄のルールを一つ解き、自分の身体の何かを失い、何かを得る。
これは、殺されなかった男が、殺されなかった理由に近づいていく物語。
※全432話完稿済み。安定更新をお約束します。カクヨム・小説家になろうでも連載中です。
文字数 21,365
最終更新日 2026.11.04
登録日 2026.11.03
【完結済・本編完結】死ぬはずの俺の命が騎士団長だけに繋がるBL
死ぬはずだった。
それなのに、俺は生きている。
事故のあと、見えるようになったのは、人の生死を繋ぐ「糸」だった。
切れかけた糸。
消えていく糸。
そして、どうしても触れることのできない他人の運命。
――ただ一人、彼を除いて。
なぜか俺の命だけが、あいつへと繋がっている。
離れれば苦しくなる。
危険が迫れば、互いの異変がわかる。
そして俺が死に近づくほど、その糸は強く彼を求めていく。
「また勝手に死のうとしたら、今度は俺が許さない」
最初は、生き残るための関係だった。
なのにいつからか。
守りたいのが自分の命なのか、彼なのか、わからなくなった。
これは、死ぬはずだった男と、
その命にたった一人だけ繋がってしまった男の物語。
【本編完結/全話公開】
死ぬはずだったノアと、誰とも命の糸が繋がっていない騎士団長カイ。
生き残るために共に行動することになった二人が、相棒となり、恋人となり、やがて自分たちの意思で共に生きる未来を選ぶまでのファンタジーBLです。
生者と死者をめぐる事件、北への旅、そして王都での決着を経て、二人が見つけた帰る場所とは。
第一部・第二部に続く終章まで公開済みです。本作は第二部のみの完結ではなく、本編として完結しています。
すべての糸の謎が解き明かされるわけではありません。二人のこれからに残された可能性も含めて、一つの物語の終わりをお届けします。
※カクヨムで完結済みの作品を移転掲載しています。
文字数 114,838
最終更新日 2026.11.03
登録日 2026.11.03
2
件