ズボラお金術

お金の不安がいっさいなくなる、たった2つの「ざっくり習慣」

2026.05.26 公式 ズボラお金術 第2回
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「決済サービス」への不信感をざっくり払拭する

ここまでは自分のお金の「ざっくり把握」でしたが、最後の3つめのざっくり把握は、お金のサービスについて。

さて、ここが現代において最も重要なポイントです。PayPayなどのQRコード決済や電子マネー、クレジットカードなどのキャッシュレス決済を、「よくわからないから怖い」「使いすぎてしまいそう」と遠ざけてはいませんか?

そんなの当たり前のように使ってるよ! と思った方。素晴らしいです。それだけで、お金を貯めるための第一歩を終え、すでにお金の初心者ではなく、中級者に足を踏み入れていると言えます。

ちょっと意外かもしれませんが、クレジットカードやQRコード決済などの決済サービスの利用率はそれほど高くありません。
経済産業省が発表している2025年のキャッシュレス決済比率のデータによると、国内指標で58%。半数近くが活用できていないのです。それどころか、QRコード決済が流行る10年前は、20%台でした。私のところに相談に来られた方の中でも、上手に使えている人は半分もいない印象です。

決済サービスへの不安で多いのは、使いすぎることと、セキュリティや仕組みがよく分からないから、というものです。前者の使いすぎの防止方法は別の機会に説明するので、まずは決済サービスへの漠然とした不安を解消しましょう。
キャッシュレス決済のセキュリティが安全だと言える理由は、大きく分けて3つです。

まず、すべての支払い履歴がデジタルデータとして残る点です。
「いつ、どこで、いくら使ったか」が1円単位で記録されるため、身に覚えのない支払いはすぐに発見できます。さらに、不正利用検知システムが24時間365日モニタリングしている場合が多いため、普段の行動パターンと違う不審な利用があれば、カード利用が一時停止されたり、本人確認が入ったりして、ブロックしてくれます。

次に、盗難や紛失への対策が強力な点です。
現金を落としても戻ってくる保証はありませんが、キャッシュレスならアカウントやカードを止めるだけで、被害を最小限に防げます。万が一、不正に使い込まれてしまった場合でも、多くのサービスには全額補償の仕組みがあり、正しく使っていれば失ったお金が戻ってくる可能性が高いです。

最後に、スマホ自体のロック機能です。
指紋や顔認証、パスコードなどで守られているため、財布をそのまま開けられるのとは違い、他人が中身を使うこと自体が非常に難しくなっています。

このように、記録、補償、ロックという三重のガードがあるからこそ、現金よりも安全だと言えるのです。
ついでに、支払い履歴が見れるので、レシートを取っておく必要もなくなり、レシートでパンパンの財布とお別れできるメリットもあります。
いかがでしょうか? それでもまだ怖いという方は、まずはコンビニなどで少額の決済だけでもいいので使って慣れてみてください。
頭のいい人たちが心血を注いで完成させた決済システムを信じることは、お金の不安を乗り越えるために必要なステップです。

「分からないけど怖い」を卒業する

お金を正しく知ることで、「分かんないけどなんか怖い」という状態を卒業して、数字に対して適切に怖がれるようになります。これが非常に重要なのです。
なぜなら、数字が見えることで対策が打てるようになるからです。
見えない敵と戦うのは今日で終わりです。肩の力を抜いて、ズボラなままでもできる「楽にお金と仲良くなるための方法」を、これから一緒に具体的に見ていきましょう。

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プロフィール

岩切健一郎
岩切健一郎

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®。1986年生まれ。29歳で適応障害とADHDの診断を受ける。コンサルティング会社から外資系保険会社の営業職を経て、現在は保険代理店に在籍しながらフリーランスのファイナンシャルプランナーとして活動中。自身が発達障害当事者であり、過去には借金を背負い生活が苦しかった時代も。「お金の専門家」でありながら「お金に苦労した当事者」という二つの視点を生かし、SNSやインターネットを通じて全国から寄せられる相談に応じている。自身の経験に基づいた当事者に寄り添うアドバイスには強い説得力があり、お金の苦手意識が強い人や発達障害当事者はもちろん、その家族からも厚い信頼を得ている。

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