営業マンは70点主義でいい

営業で「断られなくなる」たった3つの簡単な方法

2018.11.07 公式 営業マンは70点主義でいい 第5回
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営業で断られる状況から脱出できる!?

今日のテーマは「営業で断られなくなる方法」です。
いきなりですが、ちょっと質問させてください。

どうして、営業が苦手な人は断られることが多いと思いますか?
逆にどうして、デキる営業マンは断られることが少ないと思いますか?

営業をしていると見込み客に断られることは日常茶飯事。でも「断られる」って気分のいいものじゃないですよね。サービスや商品について断られているのはわかっているけど、どこか自分自身が否定されているようでヘコんでしまうもの。これは「営業が嫌だ」という人の最も大きな理由の一つでもあります。

もし、そんな理由と解決策を知ることができたら、今よりもっと営業で成果が出せると思いませんか? 実は、営業で断られるのには、ちゃんと理由があるんです。その理由がわかれば、毎回断られる状況から脱出することができます。今回は、その方法について紹介していきます。

「断られる営業」と「断られない営業」の決定的な違い

「なんで、自分は断られるのに、周りの先輩とかは売れているんだろう?」
「なにがそんなに違うんだろう?」

営業で成果が出ない時に感じる、あるあるな疑問。なかなか自分では答えが見えない疑問ですが、見込み客に断られるのにはちゃんと理由があります。たまたまいつも自分だけ断られているわけじゃありません。そしてその断られる理由は基本的に毎回以下のどれかが多いです。

・あなたのセールス(サービス)が気に入らない。
・あなたのセールス(サービス)に必要性を感じない。
・あなたのセールス(サービス)に魅力を感じない。

こうやって文字で見るとちょっと、グサっとささりますよね。ここで言うセールスとは、いわゆる『売り込み』の工程だと捉えてください。さて、では何が問題なのでしょうか? 営業をやっていれば誰にでも当てはまりそうな理由ですよね。答えをお話しする前に、先にデキる営業マンがすんなりモノが売れる理由を紹介しておきます。

デキる営業マンが売れる理由はというと……。

・この人と付き合っているとプラスになりそう。
・この人に任せておけば問題を全部解決してくれそう。
・この人なら長く付き合えそう。

ここで注目してほしいのは、理由の中に「セールス」が無いこと。意外かもしれませんが「断られる営業」と「断られない営業」の差はセールスの能力の差ではないということです。つまり営業でモノがすんなり売れる人は、セールスが上手くて成果が出ているわけではないということです。

じゃぁ、この理由の差って一体なんなの?
それは…。

・成果が出ない人は、目先の商品を売るためにセールスする。
・成果が出る人は、目先の商品ではなく自分との未来を売る。

この違いなんです。簡単にいうと、『売り込み』をしなくてもモノは売れるということです。これは、まさにあなたのように営業で断られるのが嫌だという人にとって超朗報なんです。

なぜかというと……。
今は”不本意なことをさせられてる”状態。やりたくもない「売り込み」をして相手から否定されるって……、かなりヘコみますよね?

それって見方を変えると、「上辺だけじゃなく、ちゃんと付き合いたい」という気持ちの裏返しじゃないですか? だからあなたのように、「営業で断られるのが嫌」という人は、デキる人の営業手法がぴったりハマるはずなんです!

得意なやり方で、クレームもなくせる

顧客と長く付き合うために必要なこと。それは”売り込み”をしないこと。
断られる人はみんな自分よりも「商品」を売り込んじゃっています。だから相手に嫌がられて断られる。これってかなり皮肉ですよねぇ? 商品を売るために止むを得ずにやっている「売り込み」という行動が、逆に断られる原因になっているなんて……。

では、どうすれば売り込みをせずに「断られない営業」を実現できるのかというと、まずは営業の考え方をこんな風に変えてみるとわかりやすいです。

自分の商品に相手の”欲しい”を無理やり結びつけるのではなく、相手の抱えている”課題やストレス”を聞き出して、その解決方法を提供する。

あなたの都合で無理に相手を説得しようとしても、商品は売れません。たとえ売れたとしても、相手には「まんまと売り込まれた~」という気持ちが消えないもの。だから商品やサービスにちょっとでも不満があると「それ見たことか!」と烈火のごとくクレームが入り、あなたのテンションは、ダダさがりになります。

でも逆に、相手のことを深く知ろうとすると、話は変わってきます。見込み客自身が、自分が抱えている課題やストレスを改めて自覚してくれるんです。そんな時にあなたが、問題の解決策を提供すれば、相手は自分のほうから「詳しく聞かせてほしい」とまさかの逆オファーが生まれます。

ここでのポイントは「売り込もう」としないで「相手の役に立ちたい」という姿勢でいることです。

そもそも「相手としっかり付き合いたい」という想いのあなたには、むしろしっくり来るやり方のはずです。相手を「やり込めよう」とか「丸め込もう」という気持ちは、相手に見透かされます。同じように、相手に「尽くそう」とする姿勢も相手の心にジワーッと染み込んでいくのです。

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プロフィール

中尾隼人
中尾隼人

株式会社everride(エバーライド )
代表取締役

営業コーチング/マーケティングコンサルタント。1979年生まれ、宮城県仙台市出身。
2005年、1500人規模の上場企業に入社。
かなりの口ベタ、人見知りで営業未経験だったにもかかわらず、初年度からトップセールスとなる。与えられたマニュアルに疑問を感じ、自身の営業方法を体系化、売り込まずに商品を販売する方法として独自メソッド「人を引き寄せる手順」を確立させ、143日間連続で契約を受注し社内記録を打ち立てる。

現在は、セルフイメージでブロックがかかってしまっている人の潜在能力を引き出すためのコーチングなどをメインに、全国の営業を苦手とするスタッフを抱える企業や団体から研修依頼が殺到している。

著書

誰でも年収1000万円を実現できる〝ひとり起業術〟

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中尾隼人 /
アルファポリスビジネスの人気Web連載の書籍化! 「独立・起業に興味はあるけれ...
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