ちゃんと働いているのに、なぜかずっとしんどい

「あの人との会話は疲れる…」職場における苦手な相手との〝話が通じない問題〟の根本原因

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正しさより、前提を見る

「話が通じない」と感じるとき、人は正しさで戦いたくなります。

こっちの方が合理的だ。
普通はこうする。
それは間違っている。
なぜ、わかってくれないのか。

もちろん、正しいことは大事です。
間違っていることを、何でも受け入れる必要はありません。
ただ、正しさをそのままぶつけると、会話は固くなります。

相手も守りに入る。
こちらも引けなくなる。
気づけば、話し合いではなく、正解の押し合いになる。

だいたい疲れます。
しかも、勝ってもあまり気持ちよくない。
会話に勝利判定が出ても、人間関係にはあまり使えません。
だから、少しだけ見る場所を変えてみる。

この人は、何を守ろうとしているのか。
何を不安に感じているのか。
何を大事にしているのか。
そして、自分は何を守ろうとしているのか。

話が通じないとき、まず見るのは、相手の間違いだけではありません。
すれ違っている「前提」です。

この会話で、自分は何に違和感を持ったのか。
相手は、何を大事にして話していたのか。
自分は、どこまで理解できて、どこからは合わせなくていいのか。

その問いを持つだけで、会話の疲れ方は少し変わります。

話が通じない相手を、無理にわからせなくていい。
そして、相手の正解を、そのまま自分の正解にしなくてもいい。

言葉の奥にある前提が見えたとき、その会話は、自分が削られる時間ではなく、自分の輪郭を確かめる時間に変わるはずです。

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プロフィール

三宮孝太
三宮孝太

作業療法士・修士。北海道の急性期病院で23年、のべ5万人の「働く人」のリハビリに関わってきた。働きながら身体を壊した人、心が動かなくなった人、彼らの人生に何度も伴走するうちに、なぜ真面目に働いている人ほどしんどさを抱え込んでしまうのかという問いに直面する。それをきっかけとして2026年、株式会社DIALOGを設立。企業の健康経営支援と、個人のコンディションを整えるウェルネス事業を通じて、「働きながら、自分を取り戻せる社会」を目指す。noteでは「3ちゃん|ごきげんナビゲーター」名義で、「しんどさ」をほどく言葉を日々綴っている。

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