友達0のコミュ障が「一人」で稼げるようになったぼっち仕事術

「疲れが取れないのはスマホのせい?」友達ゼロのコミュ障が教えるスゴい休息法

ON/OFFの切り替え、できてますか?

休んでも休んでも疲れが取れない! そんな経験ありませんか?

いつでもどこでも仕事ができてしまうリモートワークのオフィスワーカー、フリーランス、経営者など、休みも含め、ある程度自分の裁量に任されているような人は、意識的に仕事のON/OFFを切り替えないと、常に仕事中という状態になりかねません。

私も独立して自宅で仕事をする時間が増えた頃は、切り替えがまったくできませんでした。それで常に仕事をしていないと不安で、休んでいても仕事のことを考えてしまう日々が続き、結果として半年もしないうちに精神的にも肉体的にも息切れ状態になったのです。

私ほどではないにしても、終業後だらだらと仕事をしたり、休日も仕事のメール見たりしてしまう人は少なくないように思います。今回は、コミュ障でぼっちだからこそ気づけた、そんな状態から抜け出すのに効果的なテクニックを紹介したいと思います。

真面目な人ほど、身体を休めるのが下手?

なぜ、休んでいても仕事のことを考えてしまうのか。それは真面目すぎるからだと思います。

休むことに罪悪感や不安・焦りを感じてしまう、もっと仕事で評価されたい、お客さんのためにベストを尽くしたい、仕事が楽しくて他のことに興味が持てないなど、理由は人それぞれですが、真面目な人ほど自分を追い込んでしまいがちです。

例えば、こんなことをしたことがありませんか?

  • その日の作業に一区切りついているにもかかわらず、まだ眠くないからもうちょっとやろうかなと深夜・明け方までサービス残業?してしまう
  • 忙しくても仕事を引き受けてしまう
  • 仕事の連絡に即レスするために頻繁にスマホをチェックしてしまう
  • 仕事が終わらない時はすべて自分の責任だと考え、誰かに相談することなく睡眠時間や休日を犠牲にして仕事をしてしまう

がんばったぶん評価されるかもしれませんが、そうした無理は蓄積してしまうもの。知らず知らずのうちに、仕事を忘れてゆっくり休めない身体になってしまい、気付いたときには、自分ではコントロールできない状態になっている――というのが、いわゆるワーカホリックの怖いところです。

私が陥ってしまった状態の話をすると、ずっとONのモードが続き、少しずつ息切れしてきたというか、仕事はやれるんだけれど元気がなくなっていったという感じでした。平日の業務時間中はいつも眠くて疲れていて集中できず、ダラダラと夜遅くまで仕事をしてしまう。それにもかかわらず無駄やミスが多くなかなか終わらないので、休日も平日の遅れを取り戻すために仕事をしなければならない、という悪循環に陥ったのです。

加えて、「休日に連絡しても対応してくれる人」という印象をもたれてしまい、土日だろうが年末年始だろうが仕事の連絡が来るようになりました。休日なのでそもそも対応する必要はないのですが、駆け出しのころは自信がなく、それくらいサービスしないと自分には価値がないと思い込んでいたのです。

そんな働き方を続けていたところ、何のために仕事してるんだっけ? 何が楽しくて生きてるんだっけ? みたいなことをぐるぐる考えるようになりました。それで眠れなくなった私は、眠るための飲酒が癖になり、浅くて短い睡眠しか取れない日々にさいなまれることに……。夢の中でもプログラミングの仕事をしていて、上司にミスを指摘されて言い訳する自分の声で飛び起きたこともありました。

極めつけは、2時間の映画すらまともに観られなくなったこと。始まって30分も経たないうちに気づけば仕事のことや将来のことをモヤモヤ考えてしまい、話の筋を見失うようになったのです。30分も集中力がもたない、というのは自分でもかなり衝撃で、ずいぶん気落ちしたのを覚えています。

情報を遮断したら元気になった!

そういう状態になって私は、運動してみたり、仕事量を減らしてみたり、自然に触れるようにしてみたり、いろいろやってみました。中でも一番効果があったのが、スマホを持たずネットもできないような状態にして、オフラインにするというものでした。

前職でお世話になった人の中に、非常に真面目で、休日だろうが風邪で休んでいようが、自宅にパソコンを持ち帰って仕事するタイプの人がいました。毎年必ず、一人で沖縄の美ら海水族館を訪れてジンベイザメの水槽の前でぼんやり一日過ごしている、という変な人で、チーム内でちょっとしたネタにされていました。

初めて聞いた時は「何それ、楽しいの? 変なの」って思いましたが、今なら理解できます。おそらく、今で言うマインドフルネスに近い効果があったのではないかと思います。なお、マインドフルネスには、うつの改善や集中力アップの効果が認められています。

思い返してみると私は、ニュースを見たりSNSをチェックしたりしている時に不安が強まり、仕事のことを考えるループに入り込むことが多かったです。

テレビをつければ様々なニュースが流れていて、それに対してコメンテータがいろいろ言っていて、CMでは知りたくもない新商品の情報が次々紹介され、電車に乗ってもそこら中に広告が貼ってあり、スマホにはLINEやらTwitterやらSNSの通知がひっきりなしに飛んできて、YouTube動画は毎日新しいものがアップされます。今の若い世代は年金もらえないから貯金しろだの、会社がなくなっても大丈夫なように副業を始めようだの、今日生きるのでいっぱいいっぱいなのに、読むだけで疲れる情報が毎日飛び交っています。休日でもお構いなしに仕事メールが飛んで来ることもあります。

そうした外からの情報を遮断しただけで、私の頭の中の声(不安を煽ったり焦らせたりする)は静かになりました。その状態で、黙々と掃除をしたり、瞑想をしたり、好きな本を読んだり、料理をしたりして過ごすと精神的に落ち着き、すごく安らぐのです。まぁ、本を読みながら、うっかり登場人物と自分を比較して不安になったり、仕事のことを考え出して気づいたら話の筋を見失っていたりと、最初から完璧に切り替えることは難しかったのですが……。

ともかく、そんなふうにオフラインを取り入れた結果、今では当時の1/5くらいの時間で同じ量の仕事を集中してこなせるようになりました。2時間の映画も、最後まで楽しめる状態に回復しています。

それだけではなく、ワーカホリックになる前よりも、仕事への集中力が増し、ON/OFFの切り替えも自分でコントロールできている感覚が、人生の幸福度を高めている感じがします。調子の良い時は、午前中に全ての仕事を終えることができ、午後は軽い足取りで散歩や買い物に出かけたりするのがささやかな楽しみになっていたりするのです。

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プロフィール

末岐碧衣
末岐碧衣

フリーランス のシステムエンジニア。独立後、一度も営業せずに月収 96 万円を達成。1986年大阪生まれ。早稲田大学理工学部卒。システムエンジニア歴 12年。
2009年、ITコンサルティング企業に入社。3年目でコミュ障が爆発し人間関係が崩壊。うつにより休職するも、復帰後はコミュ障の自覚を持ち、「チームプレイ」を徹底的に避け、会社組織内においても「一人でできる仕事」に専念。社内外から評価を得た。
無理に「チームプレイ」するよりも「一人でできる仕事」に専念した方が自分も周囲も幸せにできることを確信し、2015年フリーランスとして独立。

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