――「厳しく接した」というのは、具体的にはどのようなことなんですか?
髙津 言葉には出さなくても、アイツの行動、発言については、ずっと目で追いかけていました(笑)。二軍時代には、監督室に呼んで怒鳴り上げたことも何回もありましたよ。ただ、濱ちゃんを見ていると、「しつけは大事だな」って痛感させられましたね。
――それは、「しつけがなっていない」という意味でしょうか?
髙津 いやいや、その逆、逆の意味です。彼が未成年の頃に、「タバコと酒は絶対に成人してからにしなさいよ」って言ったことがあるんです。もちろん、タバコを吸っていたわけでもないし、お酒を呑んでいたわけではないんですよ。でも、彼には念のために言ったんです。そうしたら、彼は何て言ったと思いますか?
――何と言ったのですか?
髙津 まず、「監督、そんなことするわけないじゃないですか」って言ったんです。その理由を聞くと、「もしそんなことをしたら、お母さんにこっぴどく叱られます」って真顔で言うんですよ。彼を見ていると、どこか危ういなって感じるところがあって、だから僕も注意していたのですが、お母さんに言われたことはちゃんと守っている。しつけって大事だなと改めて感じました。いろいろ勉強になりましたよ、濱ちゃんについては。これはこれからも預かった大切な息子さんをしっかりしつけて、人として成長させなきゃって強く思いました。

――ファームでの試合で、アンパイアの判定に不服で退場を命じられたこともありました。あのときは、髙津さんが二軍監督でしたよね?
髙津 あぁ、ありましたね。僕が監督のときのことでした。目の前で見ていて、その場で呼んで注意しました。その翌日の試合中は、戸田の河川敷、炎天下でずっとボール拾いをさせて反省を促しました。そんなこともありましたね。