【短編】「恋バナしよ?」と言ったら彼氏が出来た。

高校も卒業し大学入学も間近に迫った3月末。
佐藤 涼子は焦っていた。
 
中学の頃から好きだった工藤 幹雄と進学先がバラバラな上に通う方向も真逆。しかも男女比2:8の学部に行くなんて!
 
せっかく周りの女を排除してじわじわと距離を詰めたのにアドバンテージがなくなってしまう!
 
しかも、私が今までたくさんアプローチしてきたのに当の本人は気づいてないのか全くの無反応。鉄面皮。無愛想。ムカつく。
 
こうなったら絶対振り向かせてやる!
と思ってたんだけど...!?
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