【完結】婚約破棄された令嬢は、冷徹公爵の溺愛を知らない
「君との婚約を破棄する。僕が愛しているのは、彼女だ」
王太子の婚約者として、十年間ひたすら努力してきた伯爵令嬢アメリア。
けれど、彼女の誕生日パーティーで待っていたのは、王太子からの婚約破棄だった。
しかも、婚約者の座を奪ったのは、アメリアが妹のように可愛がっていた令嬢。
「あなたは地味で面白みがないもの」
「王太子妃には、もっと華やかな女性がふさわしいのよ」
誰もがアメリアを笑い、彼女はすべてを失った――はずだった。
しかし翌日。
アメリアのもとに、一通の手紙が届く。
差出人は、王国一の冷徹公爵として恐れられる男、レオンハルト・ヴァレンシュタイン。
『君との婚約を申し込みたい』
「……なぜ、私なのですか?」
「君が必要だからだ」
政略結婚だと思っていた。
だからアメリアは、愛されることなど期待しなかった。
公爵家の妻として、ただ役目を果たせばいい。
そう思っていたのに――。
「他の男を見ないでくれ」
「君が私の隣にいないと、落ち着かない」
「……もう、私から離れるつもりはない」
冷徹で、誰にも心を開かないはずの公爵は、なぜかアメリアにだけ甘かった。
一方、アメリアを捨てた王太子は、彼女がいなくなったことで初めて気づく。
王国の外交を支えていたのも。
誰よりも優れた魔法の才能を持っていたのも。
自分をずっと支えてくれていたのも。
すべて、アメリアだったのだと。
「戻ってきてくれ。君を愛している」
「お断りします」
もう、遅い。
すでにアメリアの隣には、彼女を誰よりも深く愛する冷徹公爵がいるのだから。
これは、愛されることを知らなかった令嬢が、すべてを捨てたあとで本当の愛と自分の価値を知る、逆転溺愛ラブファンタジー。
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しかも、婚約者の座を奪ったのは、アメリアが妹のように可愛がっていた令嬢。
「あなたは地味で面白みがないもの」
「王太子妃には、もっと華やかな女性がふさわしいのよ」
誰もがアメリアを笑い、彼女はすべてを失った――はずだった。
しかし翌日。
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そう思っていたのに――。
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一方、アメリアを捨てた王太子は、彼女がいなくなったことで初めて気づく。
王国の外交を支えていたのも。
誰よりも優れた魔法の才能を持っていたのも。
自分をずっと支えてくれていたのも。
すべて、アメリアだったのだと。
「戻ってきてくれ。君を愛している」
「お断りします」
もう、遅い。
すでにアメリアの隣には、彼女を誰よりも深く愛する冷徹公爵がいるのだから。
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