七怪の封じ手
「岸凪神社」の境内には、今日も木の葉の擦れ合う音が、子守唄のように響いている。
そこの二人娘、長女の「楓」と妹の「来架」はお互いがとても大切な仲のよい姉妹。
『ある御神木の根下に身を預け、まぶたをそっと落とせば不思議な世界へいける』
ーーこれは二人だけの秘密にすると交わした約束。
重なる魂。開かれる異郷への旅路。
楽しい時、わくわくした時、落ち込んだ時。全ての時に二人は足を運ぶ。だって、まるで歴史の教科書のように和風で、でも妖がいて現実離れした「隠れ処」には、優しさも温もりも絆も、全部詰まっているから。
【️和風×妖×宿命】
第一部では姉妹を巡る和やかな日々と隠れ処の温かさを中心に。第二部ではそんな物語を裂くように訪れる、数え切れないほどの試練について綴っていきます。
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