栽培人間
朝のシャワー中、右腕の毛穴から一本のもやしが生えていることに気づいた。
気のせいだと流したその異変は、夜になると増え、翌朝にはさらに広がっていく。
抜いても生え、包帯を巻けば育ち、
身体はゆっくりと“人間ではない何か”へ変わっていく。
病院でも原因不明。
止める術のない成長。
むず痒さと激痛に追い詰められながら、身体は畑へと侵食されていく。
日常の延長で始まる、逃げ場のない人体ホラー。
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