「災禍に焼かれる」と忠告しただけですが? ~無能と蔑まれ追放された星読みの乙女、隣国の王太子に拾われ、軍師として溺愛される
星々の運行を読み解き、事象を観測して未来を予測する「ヤトゥア族」。その当代随一の才女ティアロアは、王国の第一王子エドワードに仕えていた。
しかし、理(ことわり)に基づく彼女の忠告を、王子は「不吉な呪い」だと疎み、ついには地下牢へと突き落としてしまう。
「汝、その身を災禍に焼かれん」
ティアロアの警告を無視し、隣国レムリア帝国への進軍を強行した王子は、彼女の予測通り未曾有の大敗を喫することとなる。
自らの無策を棚に上げ、王子は敗北の責任をティアロア一族に転嫁。彼らを「虚偽の予言で国を惑わした大罪人」として、着の身着のままで国外追放を命じた。
絶望の中、国境の門を叩き出されたティアロアたちを待っていたのは、返り血を浴びた「紅蓮の王太子」クロヴィスだった。
「――二百年だ。我が王家はこの日、この場所で、貴女に出会えるという予言を信じ、待ち続けていた」
実は隣国では、二百年前の伝説の星読みが残した『真実の予知』が語り継がれていたのだ。
魔法のような予言ではない。高度な知性と分析力を持つ彼女たちは、隣国にとって喉から手が出るほど欲しい「国の至宝」であった。
無能と蔑まれた星読みの乙女が、最強の軍師として隣国を繁栄へと導き、冷徹なはずの王太子から執着にも似た溺愛を受ける、大逆転の物語。
しかし、理(ことわり)に基づく彼女の忠告を、王子は「不吉な呪い」だと疎み、ついには地下牢へと突き落としてしまう。
「汝、その身を災禍に焼かれん」
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