その恋を、俺達は語らない~再会した元カノ達が俺に求めたのは『都合のいいトモダチ』だった~

「「私と別れて欲しいの」」

再会した彼女達は、俺に以前とは別の関係を求めていた―。
出会い、別れ―そんなものは相手の勝手な都合に他ならない。自分がいくら繋ぎ止めようとしても相手がそれを拒絶すれば、その関係は簡単に終わりを告げてしまうのだから。

学年一の優等生『伊色 悠香(いいろ ゆうか)』、女優を志すムードメーカー『依代 翠(よりしろ すい)』。
それに対して、友人も少なくクラスで目立たないポジションに居る俺―『須藤 浩紀(すどう ひろき)』。

普通に考えれば、そんな彼女達と俺の間に接点なんてあるはずはない。しかし、世の中には不思議なことがある…伊色と依代は、中学の時に付き合っていた俺の『元カノ』だったのだ。

別れた理由も知らせることなく俺に一切関わることをやめた二人。だが、高校で再会して同じクラスになった彼女達は、俺に以前とは別の関係を求めていた。
『元カレ』ではなく、『普通のクラスメイト』として―だから、その恋を『俺達』は語らない。

※連載再開にあたり再掲載しました
※カクヨム、小説家になろう、アルファポリスにて掲載
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