異世界の中二病
「世界に神様なんていない。仕えている神官が汚物のようなんだから」
両親に捨て置かれ、神官見習いとして神に仕える少年がいた。神官の不正、大人の醜さ。世界は優しくない。現実を直視させられ続け、悟ったような少年だった。だがしかし彼は――「僕の神様のくれたこの右腕が覚醒すれば、全てを変えられるのに。くっ、早く覚醒しなければっ」――ある異世界でいう“中二病”という病にかかっていたのだった!!
出自故に周りから冷たくあしらわれ、冷たい目で見られても、中二病少年は強く生きていた。そしてついに、彼の“神さま”が覚醒し、彼は神つき――“神子”となった。しかしこの神様、彼につくだけあって変わり者だったのだ。
「くっ、右腕が疼くぜ……って痒っ、右腕が痒い!!、なにするんだ!」「だって疼くって言うからさ、疼かせてみた。善意で」「何が善意だ!! 疼くって言うのは痒い事ではないんだぞ!!」「えー。一緒じゃん」「違う!!」
人間臭くて愉快犯な神さまと中二病の概念がない世界で中二病を発病してしまった少年の物語
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