ふたりぼっちの終末日記
世界は、突如として終末を迎えた。
理由も、救いも、何ひとつ残さずに。
戦争の果てに崩壊した文明。
瓦礫に覆われた都市。
水も草も乏しい、静まり返った世界。
そこに残ったのは、
人間を遥かに超える存在“人工生物”と、
わずかに生き延びた人類だけ。
そんな終末を旅するのは、二人の少女。
冷静だけど少し不器用なナツと、
気ままで食いしん坊な相棒アメリア。
錆びた道を、ボロボロなサイドカー「ウーくん」で進みながら、
彼女たちは“都”を目指す。
それが何なのかも分からないまま、
ただ、かつて大人に言われた言葉を信じて。
出会いと別れ。
脅威と安らぎ。
そして、終わったはずの世界に残された“役割”。
これは、終末を生きる二人の、静かで確かな旅の記録。
「ナーちゃん、今日は何食べる?」
「……まず生き延びること、でしょ。ミア。」
世界が終わっても、日常は終わらない。
理由も、救いも、何ひとつ残さずに。
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