クーリエーあなたの想い、運びます!
発展した魔法によってたいていのことは何とかなるようになった世の中。
衣食住、戦闘手段のほとんどを魔法でまかなえるようになった。
その魔法の中でも、モノを直すことに特化した職業、クーリエ。
クーリエは依頼品や貴重な美術品を元通りに治す魔法を会得しており、人々に親しまれてきた。
争いごともなく、平和な王国。そんなある日。
どうしても直してほしいモノがあった少年ペーターは、とある噂を耳にする。
―森の奥には腕利きのクーリエがいるという。
王国のはずれの、森の屋敷へ向かうペーター。
その道中、魔物に襲われかけたところ、少女に救われる。
少女の名は、アーコード。ペーターが探していたクーリエだった。
彼女はクーリエの中でも「魔法を使わないクーリエ」と呼ばれていたのだった。
アーコードがなぜ極力魔法を使わず、時代に釣り合わない道具を使ってモノを直すのか?
彼女のモノに対するこだわりに興味を持ったペーターは、やがて彼女の下で働き、彼女の生きざま、そしてモノに込められた想いを知っていく。
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