月蝕のアリア
「失うのは慣れてる」
そう言った彼は、誰よりも失うことを恐れていた。
ライブハウスで働く小鳥遊叶実は、人気ヴィジュアル系バンド「ロンブル」のボーカル・零と出会う。
月のように美しく、影のように孤独な彼。
その歌声に心を奪われた日から、叶実の日常は静かに色を変えていく。
居場所を持てなかった男と、居場所になろうとした女。
音楽に生きる彼らが辿り着く先にあるものは――。
愛か、別れか、それとも。
『月蝕のアリア』
これは、闇の中で出会った二人が、再び光を見つけるまでの物語。
そう言った彼は、誰よりも失うことを恐れていた。
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居場所を持てなかった男と、居場所になろうとした女。
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