朔夜蒼紗の大学生活⑤~幼馴染は彼女の幸せを願う~

朔夜蒼紗(さくやあおさ)は、大学で自分の知り合いによく似た女性を見かけた。しかし、自分の知り合いが大学にいるわけがない。他人の空似だと思っていたら、その女性が蒼紗のアルバイト先の塾にやってくる。どうやら、蒼紗と同じように塾講師のアルバイトとして採用されたようだ。

「向井陽菜(むかいひな)です。よろしくお願いします」

当然、知り合いの名前とは違ったが、見れば見るほど、知り合いに似ていた。いったい蒼紗の知り合い、「荒川結女(あらかわゆめ)に似たこの女性は何者なのだろうか。


塾のアルバイトをしていた蒼紗だが、雨水に新たなバイトをしてみないかと誘われる。どうやら、この町に能力者たちが加入する組合なるものがあるらしい。そこで一緒に働かないかということで、蒼紗は組合のもとに足を運ぶ。そこで待ち受けていたのは……。

「この写真の女性って、もしかして」

組合でのアルバイト面接で見事採用された蒼紗は、さっそく仕事を任される。人探しをするという内容だったが、探すことになったのはまさかの人物だった。

大学二年生になっても、朔夜蒼紗に平穏な大学生活は訪れないようだ。


※朔夜蒼紗の大学生活シリーズ第5作目となります。
 ぜひ、1作目から呼んでいただけると嬉しいです。
 
※シリーズ6作目の投稿を始めました。続編もぜひ、お楽しみください。
 朔夜蒼紗の大学生活⓺(サブタイトル、あらすじ考案中)
 https://www.alphapolis.co.jp/novel/16490205/439843413



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