婚約破棄されたうえ妹にすべてを奪われましたが、私だけ幸せになりました
「お姉様、ごめんなさい。私、どうしても彼を愛してしまったの」
妹のリリアーナは、申し訳なさそうに目を伏せた。
けれど、その口元には隠しきれない笑みが浮かんでいる。
私は目の前の光景を、ただ呆然と見つめていた。
ここは王宮の大広間。
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