忌耳の拒狐(きみみのきょぎつね)
「はっ…はぁっ……」
殆どボロ布の様な服を来た幼子が走る…息を切らしても尚走る
幼子は何故走るのか 走らざる得ないからだ…
「まちやがれぇ! 見つけたぞ!忌み狐の耳!」
そう…この幼子は忌み狐と呼ばれている しかし幼子はその意味を知らない 知る由もない
そんな忌み狐のお話…
________________________________________
「おやじ! みたらし3つ頂戴!」
*「あいよぉ!しっかしお前さんよく食うなぁ」
「にっしし♪まぁな よく言われるよ」
*「ところで…お前さんって そんな大きな太刀を持って普段なにをしてるんだ?」
「そりゃ おやじさん 企業秘密って奴さ まぁ言えそうなのはちょっとしたお尋ねしたい人がいるんでね」
*「なるほどなぁ…あいよ! みたらし3つお待ち!」
「待ってました!いっただきまーす!」(パクッ
*「人を探してるなら1つ教えといてやる」
*「この先の森の方に厄介な奴がいてな そいつにだけは気をつけなよ 聞いた限りでは 短刀にも見える刀を持った幼子の女の子で 人を見るや否や切りつけるらしい 」
「へー……特徴はなにかないのか?」
*「それがな ワシも聞いて驚いたんじゃが 皆もよく耳にしたおとぎ話の忌み狐のような見た目らしくて 耳は兎のように長いが狐の尻尾をしているらしい」
「へぇ……おやじさん!あんがとよ! おやじさんのお陰で 探し人も見つかりそうだ!」
*「そりゃ良かった! また来てくれよ!」
「おうよ!じゃーな!」
団子屋のおやじさんに対し大声で返事をし、目の前にある不気味な森に向かう…1つの疑問を考えながら…
「(依頼で聞いたのは大男の筈…しかしおやじさんは幼子…しかも女の…か……何かあるな…)」
(次に続く(かも))
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