明けゆく月に約束添へて
幼き頃の約束をよすがに、亡国の姫君は生きていた。
目の前で母親を殺され、自分も長い髪を切られ、敵国の男に囚われた笹音。
絶望のなか、彼女は幼い頃の約束を頼りに、生き延びていた。
男は自分を傍において過去語りばかりさせる。
残酷なまでに優しい男は、彼女を「宇奈月」と呼びはじめた。
絆されるものかと意地を張っていた彼女だったが、ふたたび彼は戦場へ……
はなればなれになってはじめて知る真実。
五年越しの約束の行方と、彼女の選んだ未来は?
* * * * *
戦国時代をモチーフにした和風パラレルファンタジー。
原稿用紙換算29枚。コバルト短編小説新人賞「もう一歩」作品(2005年)。
メクる閉鎖につき、連れてきました。
しっとりとした和の雰囲気とちょっとした謎解きをお楽しみください(*'ω'*)
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