秘めやかな誘惑~そして君に溺れる~

ある日突然、ふたばの十歳上の姉──わかばは、外へ出ることができなくなった。

仕事を辞めて、何もかもを諦めたように生きる姉を助けるため、ふたばはその原因を作ったであろう男を調べ始める。

眞鍋暁史はM&Bネクサス法律事務所の弁護士だ。

そして、姉の元恋人でもある。

ふたばは彼の行きつけのバー『night's』へ行き、わかばの妹だとは知られないように近づいた。

彼から姉、わかばの話を聞くために。

しかし、彼はふたばを誘うような言葉をかけてくる。

あなたは、姉の恋人だったんじゃないの?

誰にでもこんなことをするの?

戸惑いながらも、ふたばは彼の手を受け入れてしまう。

「あなたにだけは抱かれるわけにはいかない」そう言ったふたばに、暁史は「わかっている」と告げた。

「それでも俺は……君のことが好きだ。愛おしくて堪らない」なんて、どうしてそんなことを言うのだろう。

姉と暁史の間に何があったのか。

好きだと告げてくる、彼を信じてもいいのだろうか。
 

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