好きをいう前に、君の声は風になる

ある日、心臓に病を抱えてしまい市内の病院に入院することになった女子高生・白夜空音。 余命わずかと宣告されながらも、彼女は病室のベッドの上で「日常」を懸命に生きていた。 彼女の心の拠り所になったのは、趣味で描いていた漫画だった。

そんな彼女に寄り添うのは、寡黙で優しい担当医・朝倉涼。 彼がふと呼んだ「空音」という名に、彼女の心はほんの少し揺れ動き始める。 それからも頭の中は先生でいっぱいになる。
しかし、朝倉には彼女には言えないある秘密があり.....

10年後、20年後に起こる”奇跡”とは。

病と隣り合わせの日々の中で、失われていく時間と、芽生えていく想い。 これは、「好き」と言う前に訪れる、小さな奇跡の物語。
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