『冷徹公爵は、私にだけ溺愛を隠せない』──噂の“冷徹”は、令嬢ひとりにだけ優しい
「冷徹公爵」と噂されるクロフォード公爵アレクシス。
社交界では無表情で近寄りがたいと恐れられている。
けれど令嬢クラリッサは知っていた。
落としたハンカチを拾ってくれることも、雨の日に傘を差し出してくれることも──彼が本当は優しい人だということを。
「冷徹なんかじゃありません!」と必死に弁明するクラリッサ。
だが周囲には惚気にしか聞こえず、本人は顔を真っ赤にするばかり。
やがてアレクシス自身も「……君だけなんだ」と胸の内を明かし、ふたりの想いは重なっていく。
両想いになってからも誤解と噂は尽きないけれど、彼は言う。
「冷徹と呼ばれても構わない。ただ、君にだけは優しいと思われたい」
──冷徹に見えて溺愛する彼と、必死にかばう令嬢の、
明るくて愉快、でもちょっぴり切ない、ときめきロマンス。
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