シャッター通りの鬼ごっこ
長年勤めた中堅商社が潰れてからというもの、三好啓司にはロクな事が無い。
妻に逃げられ、一人息子とも音信不通。世は不景気の真っ只中で、46歳のオッサンだと次の就職先は中々見つからない。止むを得ず実家の酒屋へ出戻り、閉店相次ぐ商店街の一員として暮らす事となる。
そんなある日、夜な夜な出没する落書き魔を捕まえろ、との使命を自治会長から押し付けられ、悪戦苦闘の末に追い詰めた犯人は、嘗ての息子の親友だった。
絵描きになる夢を捨てきれず、ただ一人、夜を彷徨う若者。
彼と語り合う内、啓司は己の過去、息子との思い出を胸に蘇らせ、自分でも全く想定していなかった行動に出てしまうのだが……
エブリスタ、小説家になろう、ノベルアップ+、カクヨムにも投稿しております。
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