最愛の彼女が浮気をしていたら~人によって千差万別の対応。彼の場合は……?~

「お疲れ様でしたー」

 バイトも終わり、コンビニを出る。
 すっかり辺りも暗くなっていて、時期も時期だし、寒いことこの上ない。
 とっとと家に帰りたいもんだ。

 本当ならこの後、久しぶりに会う友人と飲みに行く約束があったんだが。
 急な用事が入ったということで、キャンセルされた。

 まったく、あの野郎、メール一つだけ送ってきやがって。
 まあ、バイト中に電話がかかって来ても困るか。

 それはそれとして。

 家に帰れば愛しの彼女が持っている、それだけで心が温まること間違いないだろう。

 思えば高校生から今日まで付き合ってきて六年程たっている。
 俺みたいなうだつの上がらないフリーターに付き合ってくれるんだから、本当に頭が上がらないぜ。

 そんな献身的な彼女を思い浮かべながら気づくと自宅アパート前まで来ていた。

 階段を上がって、自分の部屋までたどり着く。
 さあ、今日の疲れを彼女の笑顔で癒すぞ。

 そう思ってゆっくりと扉をあげたんだが。

「あれ?」
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