祭りのあと
僕が暮らす小さな島では、太鼓と笛の祭囃子、それに合わせて踊る舞い手、そして最後に花火の打ち上がる祭りが、毎年の夏に行われていた。
僕は、太鼓の打ち手になりたかった。
彼女も、舞い手になりたいと言っていた。
だけど、高校最後の夏。
二人で花火を見上げていた時、彼女は突然告げた。
「私、島を出るの」
変わっていくもの。変わらないもの。
僕の出した、答えとはーー。
僕は、太鼓の打ち手になりたかった。
彼女も、舞い手になりたいと言っていた。
だけど、高校最後の夏。
二人で花火を見上げていた時、彼女は突然告げた。
「私、島を出るの」
変わっていくもの。変わらないもの。
僕の出した、答えとはーー。
作品の情報
祭りのあと
お気に入り | 0 |
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初回公開日時 | 2020.05.21 00:52 |
更新日時 | 2020.05.21 00:52 |
初回完結日時 | 2020.05.21 00:52 |
文字数 | 5,917 |
24h.ポイント | 0 pt (183,853位) |
週間ポイント | 0 pt (183,853位) |
月間ポイント | 0 pt (183,853位) |
年間ポイント | 196 pt (116,607位) |
累計ポイント | 3,839 pt (109,235位) |
七星満実のプロフィール
はじめまして、ナナセマミです。美しい四季と花鳥風月に彩られた日本を舞台に、懐かしくてあたたかい、真新しくて爽やか、だけど少し、切ない…そんな、心にそっと寄り添える作品を届けていけたら、と思っています。
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