あの方の妃選定でしたら、本気で勝ちに行きますわ

 ソフィアは代々著名な軍人を輩出するリッチモンド侯爵家の令嬢だった。

 女性らしい生活に憧れるが、十六歳になっても剣のみに生きる生活を強いられていた。

 そんなソフィアに、隣国の皇太子から、皇太子の妃選定に出て欲しいとの書状が舞い込む。

 勝負となると徹底的に勝ちに行く一族の支援を受け、皇太子の妃になるべく特訓するソフィアは、生まれて初めて経験する淑女教育が楽しくてたまらなかったが、見たこともない皇太子の妃になることには、あまり気乗りがしなかった。

 だが、ソフィアは、皇太子を見て、本気で勝ち抜くことを誓うのであった。
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