透けるほどうすい/溶けるほどあつい

 日々何をするでもなく適当に生きていた真柴久志が知人の紹介で入った会社で真柴の教育係になった堂前哲は、仕事は出来るが口調は荒く乱暴で無愛想な取っ付きづらい男だった。しかし歓迎会の席で明かされた哲の驚くべき過去は、真柴の若い好奇心を掻き立てた。

 歓迎会の後、真柴は好奇心を抑えきれず、酔に任せて哲に手を出してしまう。
 一夜明けて酔いが覚め、気まずさを抱え一応謝罪をしたものの、哲の態度が負けず嫌いな真柴に火を付けて────。

 足場鳶職人達の、身体から始まる軽薄で微かに純情な恋物語。
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