あなたにおすすめの小説

「嫁は家族ではない」と夫が言い、肖像画の私の場所に従妹が立ったので、離縁します 表紙

「嫁は家族ではない」と夫が言い、肖像画の私の場所に従妹が立ったので、離縁します

「嫁は家族ではないのよ。家族の肖像画には、血のつながった者だけが立つものなの」 結婚して三年目の秋。伯爵家の新しい肖像画の最後の通しで、義母はそう言って、夫の隣の私の場所に、夫の従妹ザビーネを立たせた。夫のディートマーは頷き、画家に、私の描かれていた顔を削らせた。 「代金は、いつものように君の持参金の利息から頼むよ。一門の集いの支度もね」 両親を亡くし、家族が欲しくて嫁いだ三年間。私は、家族ではなかったらしい。 その夜、私は一門の本家の公爵閣下へ、離縁の願い書を書いた。 本家に身を預けた私を迎えたのは、一門から「出戻り」と遠ざけられてきた大叔母様と、食卓に置かれた、私の名前の札の付いた椅子。そして、なぜか私の好きなお茶を知っている、本家の当主ユストゥス様だった。 一方、私のいなくなった伯爵家では、月の初めの払いが止まり、仕立屋と画家が残金を求めて門を叩きはじめる。 新しい肖像画が一門の間に掛けられる集いの日まで、あと二十四日。
恋愛 連載中 長編
文字数 25,271
【完結】私が死んだ日、家族はようやく真実を知った 表紙

【完結】私が死んだ日、家族はようやく真実を知った

父にも母にも、実の兄にも、婚約者にも信じてもらえなかった公爵令嬢エリシュカ。 すべては、愛らしい妹ズザナの嘘と策略によるものだった。 身に覚えのない罪で家族から勘当され、婚約まで破棄されたエリシュカは、絶望の末に国を去る。そして、死んだものとして扱われることになった。だが、彼女を失った家族は、やがて自分たちがどれほど愚かだったかを知ることになる。 一方、エリシュカは北の公爵ラドミールに救われ、初めて自分を信じ、愛してくれる人と出会っていた。 今さら謝られても、もう遅い。 これは、愛を失った令嬢が本当の幸せを手に入れ、彼女を裏切った者たちが後悔する物語。
恋愛 完結 短編
文字数 22,188
収穫祭の主催の席を、夫が愛人に譲ったので離縁します。麦束を運ぶ女の子と成り上がり男爵は、まっすぐ私のところへ来ました 表紙

収穫祭の主催の席を、夫が愛人に譲ったので離縁します。麦束を運ぶ女の子と成り上がり男爵は、まっすぐ私のところへ来ました

収穫祭の初日の夜会。伯爵夫人アンリエットが七年守ってきた主催の席には、夫の愛人が座っていた。町の子が運んできた最初の麦束まで、夫は横から取り上げて愛人に渡す。祭りの費用の穴を埋めてきたのも、パンの粉を原価で回してきたのも妻だとは知らずに。黙って席を譲り、帳簿と印を置いて家を出たアンリエットのもとに、口の悪い成り上がり男爵が現れる。「あんたの言う数は、量らなくていい」。支えを失った伯爵家は、祭りの締めの式で崩れはじめる。元サヤなし。全六話。
恋愛 連載中 短編
文字数 10,703
沈没船で、あなたは私を助けるより先に幼馴染の手をとった 表紙

沈没船で、あなたは私を助けるより先に幼馴染の手をとった

国際的なピアニストにして若き侯爵夫人のルルアーラ。 愛する夫と船上パーティーを楽しんでいた矢先、船が事故で沈没を始める。混乱の中、一緒に逃げようと夫を探すルルアーラだったが、隣にいたはずの夫の姿がどこにもない。第二王子に救出され岸へ降り立ったルルアーラが目にしたのは、なんと見知らぬ令嬢を優しく抱き寄せる夫の姿だった。 「ただの幼馴染だよ。すぐに君も助けに行くつもりだったんだ」 言い訳を口にしながら、次第にその幼馴染にのめり込んでいく夫を、ついにルルアーラは捨てる決意をする。 ──あの日、沈む船の上で、あなたは私より先に幼馴染の手をとった 一途に愛してきたあなたとは、もうお別れいたしますわ。
恋愛 完結 短編
文字数 83,562
患っているのは貴方達では? 表紙

患っているのは貴方達では?

 第三王女が“不治の病”にかかり、その症状を緩和出来るのは近衛騎士のヴァルランだけ──。  そのヴァルランの婚約者であるミザリーは、“王女と騎士の叶わぬ恋”に酔う周囲と婚約者にウンザリしていた。  そんな中、ミザリーにも“不治の病”に似た症状が現れ──?  王女と病弱幼馴染みテンプレを混ぜて仮病じゃないパターンで練ってみました。
恋愛 完結 短編
文字数 10,093
婚約破棄は喜んで 表紙

婚約破棄は喜んで

「お前はもう美しくない。婚約破棄だ」 他の女を愛するあなたは私にそう言い放った。あなたの国を守るため、聖なる力を搾り取られ、みじめに痩せ細った私に。 え!いいんですか?喜んで私は去ります。子爵令嬢さん、厄災の件、あとはよろしく。
恋愛 完結 短編
文字数 10,222
新年の挨拶に、夫が私ではなく妹を連れて行ったので離縁します。お義母さまは「わたくしは嫁の味方です」と息子を見限りました 表紙

新年の挨拶に、夫が私ではなく妹を連れて行ったので離縁します。お義母さまは「わたくしは嫁の味方です」と息子を見限りました

嫁いで六年、侯爵夫人のロザムンドは、毎年の新年の挨拶に夫と並んで王宮へ上がってきた。けれど今年、夫が腕を貸したのは妹のクラリッサ。妹が着ているのは、ロザムンドが仕立てさせたドレスだった。「公爵家の娘なら、どちらでも同じだろう」夫はそう言うが、名簿の七番目に書かれていたのは、ロザムンド自身の名前。静かに支えを引き上げて離縁すると、侯爵家の席次も招待状も崩れはじめる。息子を見限った義母と、夜明け前に門の前で足を止める王都警備総監の伯爵とともに、甘い一年を取り戻すまで。元サヤはありません。全六話。
恋愛 完結 短編
文字数 12,478
短編)どうぞ、勝手に滅んでください。 表紙

短編)どうぞ、勝手に滅んでください。

二度も捨てられた聖女です。真実の愛を見つけたので、国は救いません。 あらすじ) 大陸中央にあるルオーゴ王国で、国を守る結界を維持してきた聖女ロザリア。 政略のため王太子と婚約していた彼女は、突如『真の聖女』が現れたとして婚約を破棄され、聖女の座を追われてしまう。さらに、代わりに婚姻しろと命じられた聖騎士からも拒絶され、実家にも見捨てられたロザリアは、『最果ての修道院』へと追放された。 けれど彼女はそこで、地位や栄光、贅沢などとはほど遠い、無条件に寄り添ってくれる『真実の愛』と穏やかな日々を手にいれる。 やがて聖女を失った王国は、崩壊へ向かっていき――。 ーーー ※カクヨム、なろうにも掲載しています ※カクヨムコン11短編の中間選考通過作品です
恋愛 完結 短編
文字数 9,912