明治幻想奇譚 〜陰陽師土御門鷹一郎と生贄にされる哀れな俺、山菱哲佐の物語
文明開化の鐘が鳴り響いて久しいこの世の中で、俺は陰陽師を名乗る友人土御門鷹一郎から高額で碌でもない仕事を請け負っていた。鷹一郎が怪異を祓い集めるために生贄になる仕事。ああ、本当に碌でもない。けれども金が無いのだから仕方がない。世知辛いったらありゃしねえ。
1章あたり中編または長編の連作です。
【3章 逆上村の春は遠く】感想
主人公が何故この陰陽師と行動を共にしているのか。その理由などがここではっきりとわかり、乗り気ではなさそうなのにも関わらず仕事を受けているのか納得してしまった。
実際にどんな風にして妖と遭遇するのか、心理が丁寧に描かれていてとても引き込まれるシーンだと感じました。でも事件の全容はまだわかっていないので何が発端だったのか? これから明かされるだろう事件について非常に好奇心を刺激されます。
舞台についてモデル、参考となる場所があって書かれているんですね。オリジナルのイメージが舞台なのかと思っておりました。
【神津湾の夕焼け】感想
この物語は読めば読むほどに『現実かどうか』が分からなくなる不思議な物語だと感じる。
なので、もしかしたらすべては夢や幻だったのではないか? という気持ちにもなる。
しかし今回、『千代は実在していた』と決定づける話などが聞けて、やはり何かがあって彼女は姿を現すことができないのだと改めて思うことができました。
人とは曖昧な部分を持つ生き物で【こうだ!】と思っていても、改めて聞かれると自信がなくなる。
だからこそ、写真などに残すようになったんだろうなと納得。ここでは彼の記憶だけが頼り。一体どうなるのだろうか?
前述の桜について。どんな意味があるのか? どんな結果になるのか非常に興味深いです。
【2章 千代の記憶】感想
今回のやり取りも凄く面白かったです。
探偵のような推理のやり取りに時代を感じさせる情景描写。
そして良いところでページが終わっているところなど、真相が明らかになるのが楽しみな構成です。
誰が得するのか?
矛盾した証言(思惑と事実の?)など、気になるところがたくさんある展開で、ワクワクします。
【朝の訪れ】感想
朝も早くから大変そうだなと思ったが、ここでの二人のやり取りが普段の『二人の関係』を想像させる。
いつもこんな感じで仕事の依頼が来て、事件に巻き込まれていくのだろうと。
状況が分かりやすい上に、役割分担などもさらっと分かる部分。
まだどんな事件なのかが簡単に分かっただけだが、どんな風に展開されていくのかとても気になります。
続きもたのしみ!
【1章 始まりの手紙】感想
これは!
変な例えですがシャーロックホームズの依頼者からの手紙を見ているようなときの気持ちになりました。(洋書の翻訳を読んでいる時のような)
つまり、時代を感じさせる言い回しだったり、表現なのがとても雰囲気を出して良いなと感じました。
構成がめちゃくちゃ巧いですね。
手紙から実際の場面、そして続く手紙部分。
なんだか映像で見ているような錯覚すら起こしました。
情景の描写が想像やすいだけではなく、感情が言葉に乗って見えるというか。
不思議なことが起きたのも関わらず、それが現実にあったものであるという説得力を感じます。
どうやって解決するのかも気になりますが、彼女が何に囚われているのかその正体もとても気になりました。
資料が凄く面白かったです。イラストが素敵!
【序 高台からの眺め】感想
資料の『日雇い、生贄』のところで二度見しましたw
これは面白そうだなと。
凄く読みやすく、内容が入って来やすい流れで凄く良かったです。
あやかしものや時代系はあまり読んだことがないので無知な為、一層そう感じました。
そしてこのイカレ陰陽師さん、最初から飛ばしてますね!
面白いです。空気をあえて読まない、迷惑系のコメディを思わせる会話のやり取りで期待が高まりまりました。
牛歩速度の拝読ですがよろしくです!
三章まで読了しました。
飄々とした鷹一郎さんといじりやすそうな哲佐くんがいい味を出していますね(*´ー`*)
あと、古文などへのルビの振り方が個人的にツボです。
古色蒼然とした歴史系ホラーの雰囲気バッチリです♪
資料のマップは、精巧で、もしかして実在の街?と思わず見入ってしまいました。
続きも楽しみにしています。
まずタイトルに惹かれました。
最初は軽く流し読みしたのですが、一章を読んでその文章の雰囲気がとても好みだったためもう一度序章から読みなおしました。
主人公と鷹一郎さんの掛け合いが面白く、ここまでにしようと思いながらついついページを捲ってしまう。
そんな作品です。
元々ホラーは苦手なのですが、とても読みやすい文章なのと怖いもの見たさがあって。ですが読んでみて良かったと思います。
まだ途中ですが、これからの展開を楽しみにしています。
序章読みました。たまたま鵺は鳥なのか羽は生えているのかという話を友達としていたところだったので興味深く、面白かったです。鵺かわゆす。
鷹一郎さんがいいキャラしてて好きです。ついでに哲佐くんも笑。桜の話が初稿からどう変わったのかもこれから読むの楽しみです。引き続き頑張ってください( ´ ▽ ` )ノシ
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のぞみ